「1on1が進捗確認ミーティングになってしまう」
そんな課題があります。
うちは客先納期に追われ忙しい。
でも部下が何をしているのか、あまり把握できていない。
折角の場なので、業務の進捗について報告してもらい、
障害となっている問題について、解決策を話し合っている。
結果、上司も部下もWin-Winなので、結果オーライだよね?
そんな風に言われると、私は少し考えてしまうのです。
そこで、私は「1on1で取り上げるとよいテーマリスト」
を作って配布することにしました。
- 最近、気になっていることは何ですか
- あなたの推しについて、教えて下さい
- 今の仕事は楽しいですか
- 業務上、困っていることがあれば教えて下さい
そしてそこには、以下の言葉を添えました。
この時間で、何か結論を出す必要はありません。
あなたが、何か判断する必要もありません。
ただただ、好意的関心を持って、
部下が語る経験に耳を澄ましてみて下さい。
これは、私が傾聴のセミナーで聞いた言葉なんです。
さて、このリストを配り半年たった頃、再びアンケートを取ってみたんです。
そこには以下のような言葉が並んでいました。
■上司のコメント
- 業務以外の話を聞こうとすると、部下が口ごもる。
プライベートを聞くとハラスメントになりそうで怖い。 - ぼやっとした曖昧なことを聞くと、
「なぜ、それを知りたいのですか?」と逆に質問されてしまう。 - 困っていることを聞くと、堰を切ったように要望がでてきた。
でも、その場で答えられないことばかりで、困ってしまった。 - 嫌そうな顔をされたり、沈黙が続くことが耐えられない。
腹の探り合いみたいになるので、とても疲れる。
■部下のコメント
- 今日は何でも話せと言われても、本当のこと言ったら
人事考課に差し障りますよね。 - 「そのとき、どう感じたの?」とか聞かれても…
- 困っていることを訊かれたので、答えたんですが…
それは、どうにかできる問題ではないのです。 - こんなことなら、業務進捗報告の方がマシかもしれません。
テーマの選択肢を提示したら上手くいく…
そんな目論見は見事に外れてしまいました。
私は、上司と話していて
その人のものの見方が垣間見える瞬間が、実は好きなんです。
「へえ、この人、そんな風に考えているんだ」
「なるほど、こうやって人を動かそうとしているんだな」
って…
いろんなタイプの上司が居て、それぞれ特色があるんです。
特に尊敬する人の考え方には、興味がありますし、
吸収したいって思うんですよね。
人に関心を持つとは、
質問を投げることなのでしょうか。
それとも、
答えの出ないまま相手と居ることなのでしょうか。
他人に関心を持つって、何だろう。
人に関心を持つことと、
キャリアを語り合うことは、同じではないのかもしれません。
では、そもそも
キャリアは上司と話すものなのでしょうか。
👉 次の記事:キャリアは、上司と話すものなのだろうか。


コメント