カウンセリングのすすめ(11) ~相談者の自己受容をお手伝い~

カウンセリングのすすめ
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当相談室では、悩みの一時的な解決に留まらず、より本質的な考え方の転換を促すことを目標としています1。誰しも同じような考え方で、同じような悩みの沼にはまることは避けたいもの… 出来れば悩みの大元にアプローチして、より本質的な問題解決をしたいと思いますよね。その為には、自身の思考のクセや偏りに気付き、それを受け容れ、諦めることが必要。ここで「諦める」とは、サジを投げることではなく、「ありのままを認め、許すこと」を意味します。

しかし、これは簡単なことではなく、同じような思考を繰返し、同じ沼にはまるのが人間です。そうならない為には、「よい習慣を身に付け、身心を調えること」が第一。マインドフルネス等で呼吸を調える訓練をすると、こころが安定してきます。これは禅で言うところの、調身~調息~調心であり、しなやかでタフな心が育まれていきます。これは何も怪しいことではなく、うつ病になった人が、日常の生活リズムを取り戻し、運動をすることによって、精神が回復していくプロセスと同じです。

しなやかでタフな精神が育まれると、たとえ同じ沼にはまったとしても、「ああ、仕方ないな…」と笑いながら、自分を許せるようになるものです。これを「自己受容」といい、「ありのままの自分を受け容れること」に他なりません。下図で言えば、こころの各階層に壁が無く、自由に往来が出来る状態です。

私は沢山の自己否定と自己受容を繰り返してきた人間ですので、自己否定からの脱出方法を、他人より多く知っているかもしれません。当相談室でカウンセリングを受けた方々に対しては、その知見をお伝え致します。PERMAH理論による自己への介入も、その一例です。そんな「今ここをよく生きるヒント」を知りたい方も、当相談室にお越しください。□


~ ”カウンセリングのすすめ” シリーズ ~

  1. どんな効果が期待できるのか?
  2. 私の得意不得意
  3. 身体の不具合が出る前に
  4. 自分を大切にし、センサの感度を上げる
  5. 社内でキャリコンによる面談が受けられない場合
  6. 聴いてもらう嬉しさを知ろう
  7. 就職・転職とは関係なくてもいいんです
  8. オンラインカウンセリングの良さとは
  9. 一般的なコンサルティングとの違い
  10. 中高年の技術系社員の悩み
  11. 相談者の自己受容をお手伝い 本投稿
  12. 何に悩んでいるのか上手く説明できない
  13. セカンドキャリアの考え方
  14. 技術系専門職の皆さまへ
  15. 同じような悩みを持っている人はたくさん居る
  16. 組織を対象としたカウンセリング
  17. 1on1の練習をしませんか?

  1. 無論、相談者がそれを望まないのであれば、それを目標としません。 ↩︎

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