具体的なシーンを求め過ぎる ~好意的関心を持って聴きましょう~

経験代謝のメカニズムを覚えたての頃です。「来談目的を聴いたら、その背景にある経験を聴かねばならない。経験は出来事と感情からできている。具体的なシーンをありありと再現してもらい、そこで生じた感情を聴く...」これを自身に言い聞かせておりました。しかしやり過ぎると、事情聴取になってしまうのです。

6つのホランドタイプと統合の時代 ~統合により新しい価値を生もう~

ホランドの「職業選択のための理論」を継承したプレディガーは、4つのワークタスクディメンション、①モノ、②人、③アイディア、④データを6角形に重ねました。①と②、③と④は対抗する概念としたのです。しかし、デザインシンキング、Bigデータ処理、IoTやSDG'sは対抗する、これら概念を統合しようとする流れに他なりません。

「具体的に教えて下さい」の連発 ~事情聴取ではありません~

経験代謝のサイクルを覚えたての頃、よくやってしまったのがこのパターン。クライエントから来談目的が語られるやいなや、すぐさま復唱。「そうなんですね。具体的に何があったのですか?」と問い、経験の再現を試みます。とにもかくにも事柄を聴くのですが、こんなことを繰り返した後に残るのは「無理やり掘ろうとした穴」の数々。