新しくて理想的なことを行うこと ~相当の工夫や努力と日時を要すること~

NHK朝ドラ「虎に翼」大人気ですね。本日7/3の放送 第14週「女房百日 馬二十日?」 (68) で、主人公の佐田寅子(伊藤沙莉さん)が、星航一(岡田将生さん)に吐露するセリフに、思わずぐっときてしまいました。「新しくて理想的なことを行うためには、相当の工夫や努力と日時を要するもの...」なのです。
2024年7月3日稲田 豊

終活とは今を楽しく生きること ~定年に備え聴活しよう~

NHKクローズアップ現代にて、横須賀市の終活サポート事業を知りました。近い将来確実に起こる死。死への不安はどうしたって取り除けないにしても、「死後に起こる出来事」への不安は予め取り除くことが出来る。それによって、今ここを楽しく生きていくことができる... 終活ってそういうことなんだと、改めて実感しました。
2024年6月11日稲田 豊

腐敗と発酵は大違い ~塩漬けされても腐ってはいけない~

私は前職にて、技術系部署の人財育成を担当していました。人材ではなく”人財”とし、技術者への敬意を払いながらも、技術者魂を鼓舞していました。しかし時期が悪く、新しい取組みをしようと企画しても、何も通らない。人的資本経営への転換が求められる中、何も変えられない... 私はすっかり”塩漬け”にされた気分になっていました。
2024年5月23日稲田 豊

とらわれない心 ~批判的思考で在りたい姿を見る~

反面教師という言葉があります。「ああはなりたくない」という強い思いが人を成長させます。しかし、そう思えば思うほど「在りたくない姿」に近づいてしまうことがあります。一方で「在りたい姿」を強く思い描くことで、それにとらわれ生きづらくなってしまうこともあります。ここでは、どちらにもとらわれないで生きる方法を考えます。
2024年4月17日稲田 豊

小池陽人さんの法話会 ~ネガティブ・ケイパビリティのすすめ~

YouTubeでおなじみの小池陽人さんの法話会に参加してきました。ケイパビリティとは一般的に、仕事や目的の達成に必要な“能力”を表します。問題を解決するための能力です。しかしネガティブ・ケイパビリティとは、解決できないことを、そのまま受容する能力であり、仏教の”一切皆苦”に他ならないと小池さんは言います。
2024年2月14日稲田 豊

なぜ不正は繰り返されるのか? ~プリンシプルベースで考えよう~

自動車業界で、またも不正が発覚しました。いくつもの工場が稼働停止に追い込まれる異常事態です。しかし就職関連サイトを見ると、同グループ会社は「コンプライアンス意識がとても高い」という口コミが沢山出てきます。なぜコンプライアンス教育が盛んな会社で不正が起きるのでしょうか? アドラーの目的論とプリンシプルベースから考えます。
2024年1月31日稲田 豊

意識高い系について考える ~防災活動は価値ある仕事~

「防災人材交流シンポジウムつなぎ舎」に参加しました。東日本大震災の語り部として活動を続ける方々の、貴重なお話しを聴かせていただきました。その後のパネルディスカッションの中で「(我々のような若手が伝承活動を続けていると)”意識高い系”として揶揄されることがある」とありました。 「意識高い系」について調べてみると…
2023年12月11日稲田 豊

自分で作り自分で味わう ~マインドフルイーティングはそこから~

「今ここをよく生きる」ため、マインドフルイーティングをお薦めします。とにかく食べることに集中する。喋ったり、スマホをいじることを止め、食事を目で楽しみ、舌触り、匂い、味を楽しみ、胃に入るまでをしっかりと感じる... これだけで毎日3回の食事がとても豊かなものになります。食材を自ら作って調理をすれば、ただただ幸せです。
2023年12月1日稲田 豊

マインドフルネスをやっていなかったら ~見たくない自分を想像してみる~

私は19年10月~マインドフルネスに取り組み始め、早4年になりました。前職を辞めて丸4カ月。経費の支出ばかりの日々が続きますが、病むことなく済んでいます。それもこれも、マインドフルネスを含むモーニングルーティンのお陰です。もしそれらの行動をしていなかったら、どうなっていたのか? 見たくない自分の姿を想像してみました。
2023年9月26日稲田 豊

誰もが幸せを求めるのか? ~そこに至るプロセスに不安を感じる場合もある~

このコラムでは「誰もが幸せを求める」ことを前提として、Well-being推進活動をしていた頃の私について語ります。より良くありたいと思うことで行動できる人もいれば、そこに至るプロセスに不安を感じる場合もあるのです。なぜ現状維持を求めるのか、その理由については組織に問うても分からず、個人に働きかける必要があります。
2023年9月8日稲田 豊

地区防災活動と職場風土改善活動は似ている ~「やるべきだ!」だけでは人は動かない~

市民防災の研修に参加し... 地区の防災計画を立てる際には、いろいろな価値観を持った人がいることを受容れる。「やるべきだ!」だけでは決して動かない。正常性バイアスや同調性バイアスなど、人間の特性を知り、命を守るという目的に合った方法を考えることが重要! と知りました。これは、職場風土改善活動と良く似ているのです。
2023年7月16日稲田 豊