技術者と組織のあいだに「翻訳者」を入れる|Willの違和感とキャリアの捉え方

キャリアの土台・考え方

キャリアにおけるWill-Can-Must

キャリアを考えるとき、よく使われるフレームワークに
Will-Can-Must があります。

  • Will(夢)があり、
  • Can(能力)があって、
  • Must(求められている)ならば

良い仕事が出来ているはずだという考え方です。

但し、これら全てを満たすように強いられると、
モヤモヤしてしまうのが技術者なのです。

プロジェクトXに涙する技術者

技術者はそもそもWillに従い、
キャリアを選択してきた人たちだと思います。

NHKの人気番組プロジェクトXで、
ヒット商品の裏にある物語を聴くと、熱い思いが溢れだす。

主人公は不遇であればあるほど良く、
倉庫部屋から立ち上がったプロジェクトが
会社の窮地を救ったなどという話なら涙腺崩壊ですね。

そこには技術者の熱い思い(Will)があり、
自分の技術(Can)で困っている人たちを助けたい(Must)
誰にも出来ない技術(Can)で人を感動させたい(Must)
と考えてきた。

そして、Canを増やすことに貪欲であった人たちです。

だから、他人から言われるまでもなく、
Will-Can-Mustを満たそうと
仕事をしてきた人たちだと私は思います。

では、なぜそれを他人から言われると
モヤモヤするのでしょうか。

Must重視の会社の中で

昨今は効率&コンプライアンス遵守です。
キチンとやって当たり前。その上で効率が求められています。
さらに会社として取り組む意義があるのか厳しく問われます。
Mustでガチガチに縛られるのです。

Willを声高に語ることもヨシとされません。
ライフスタイル重視の人は特にその傾向が強いと思われます。
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若い技術者はCanを磨くことに専念すれば良いと思います。
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一方、分野が細分化した昨今、ミドルシニアにおいて
専門性を高めることにはリスクも伴うのです。

Will-Can-Mustのバランスを!
とは言われるものの、そう簡単なことではなく、
他人からそれを強いられると、モヤモヤするのです。

技術者を取り巻く状況も変化している

知情意の観点から見ても、
技術者を取り巻く状況は
大きく変化しています。

  • 専門”知”は細分化・高度化し、
    生成AIにその座を脅かされる状況となり、
  • ハラスメントの恐怖から、他人の”情”には踏み込まず、
  • 他人事の意に縛られているのです。

この変化は、個々の努力だけで乗り越えられるものではなく、
組織としての関わり方が問われる領域に入ってきています。

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こうしたズレを感じたとき、
「自分にWillがないからだ」と
自分を責めてしまう方も少なくありません。

しかしそれは、個人の問題というよりも、
組織との関係の中で生じているものかもしれません。

そんなときは、技術者の思考に精通した人を、
個人と組織の翻訳者として介するという手もあります

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