このコラムでは、無料かつ信頼性が高い性格診断、VIA強み診断をご紹介します。 対象: 、所要:3分
キャリアコンサルタント養成講座を受けられた皆さん、沢山のアセスメント方法を勉強されたかと思います。キャリアを考える上での一丁目一番地は自身を知ること。私が受講した日本マンパワーの養成講座では、CPS-J(Career Planning Survey-Japanese Version)を受け、受講生同士でフィードバックをするという演習がありました。
他にもアセスメント法がありますが、有料のものが多く、手軽ではありません。だからといってネットにある性格診断等では、どこまで信頼性があるのか不安ですよね。そんなアナタにはVIA強み診断(無料)をお薦めします。
これはポジティブ心理学の父と呼ばれるセリグマン博士と、ピーターソン博士が開発したアセスメント方法。6つの領域(知恵・勇気・人間性・正義・節度・超越性)に属する24の特性の強さを測定します。ギャラップのストレングスファインダーが仕事上のコンピテンシーを測定するのに対し、VIA強み診断では、特性・性格に近い部分が明らかになります。
受診方法
- ココにアクセスし「無料診断テストはこちら」をクリック。
- 登録画面に切り替え、日本語を選択。氏名、メルアド、パスワード等必要事項を記入。
- 「調査を開始する」をクリックし、120の問いに回答。所要時間は10~15分です。あまり深く考え込まず、直感的に答えていきます。
- 全ての回答が終了すると、あなたの強み上位5項目が表示されます。
- 下方にスクロールするとFree”DOWNLOAD”というバナーがあり、ここからPDFをダウンロードできます。
- このPDFには、強みの要素24項目が、順位付けされて記載されています。説明文を読みながら自身のキャラクターを客観視してみて下さい。
- 先に登録したメルアドには、The VIA Institute よりメールが届いています。この案内に従って再度メルアド+パスワードを入力すると、結果画面を何度でも見ることができます。
私の上位5項目
私はこれまで3度受診したのですが、結果は微妙に変わっていました。5年も経てば人間変わるものですね。
位 | 2018年3月 | 2021年1月 | 2023年8月 |
---|---|---|---|
1 | 知的柔軟性 | 好奇心 | スピリチュアリティ |
2 | 勇敢さ | 勇敢さ | 向学心 |
3 | 好奇心 | スピリチュアリティ | 好奇心 |
4 | ユーモア | 忍耐力 | 勇敢さ |
5 | スピリチュアリティ | 知的柔軟性 | 誠実さ |
2018→2021年の変化
知的柔軟性(クリティカルシンキング)は、1位→5位になりました。キャリアカウンセリングを学び、”あれやこれや批判的な目線で質問することの弊害”を知ったからかもしれません(笑)。その一方で心理学への関心が高まったため、好奇心は上がりました。スピリチュアリティが上がったのは、マインドフルネスを続け、仏教を学んだからかもしれません。勇敢さは「黙っていられず本当のことを言っちゃう」ということですね。社内でも”無駄に”闘ってきました。ちなみに下位1位は2回とも「慎み深さ」です。押しが強い性格ですので、これには納得ですね。
2021→2023年の変化(2023/8加筆)
スピリチュアリティがNo.1になりました。朝一からマインドフルネス~写経/読経していれば、そりゃあ高まりますね(笑)。向学心については、「新たなお仕事見つけるためには、もっと勉強しないとダメだなあ…」と思っているからですね。知的柔軟性は12位まで落ちました。会社にいると、これを武器に闘わないといけなかったのですが、不要になったからですね。
なお、これら24の特性に”良し悪し”がある訳ではありません。あくまで”強い”か”弱いか”です。強みを活かしてセルフマネジメントをすることが肝要です。友人とともに受診し、結果を見せ合いながらコメントし合うと、相互理解が深まります。
人材育成への活用方法
VIA強み診断と、ギャラップのストレングスファインダーを用いた人材育成については、松尾 睦先生の「部下の強みを引き出す経験学習リーダーシップ」に詳しく書かれています。キャリコンとして参考になる情報が満載ですので、ご一読をお薦めします。□