今ここをよく生きる

今ここをよく生きよう

刻石流水 ~受けた恩は石に刻み施したことは水に流せ~

刻石流水(こくせきりゅうすい)とは、受けた恩は石に刻み、施したことは水に流すことです。良質なカウンセリングを受けることはギフトのような体験。しかしカウンセラーは「施してやったぞ」などと恩着せがましい態度をとることはなく、かけた恩をさらりと水に流します。
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複雑なことは複雑なこととして受容れる ~何でも単純化すれば良い訳ではない~

「バカな奴は単純なことを複雑に考える。普通の奴は複雑なことを複雑に考える。賢い奴は複雑なことを単純に考える。」稲盛和夫さんの名言です。残念ながら、この言葉を誤用されている方もおられます。
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オキシトシン的プレゼンテーション ~他者とつながり仕事を楽しむ~

多くの技術者はプレゼンすることをモチベーションとして研究開発を行っていると言っても過言ではないでしょう。このようなプレゼンはドーパミン的幸せ、すなわち達成欲を満たすための場です。
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コンプラ重視もほどほどに ~悪いことをしないから、良いことをするに意識を向ける~

今の日本はコンプライアンス重視世界。人には限りない煩悩がありますから、自らを律することは重要です。しかし、「悪いことをしない」ばかりに意識が向くと「良いことをする」が疎かになりますね。
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やってみなけりゃ分からない ~やってみても分からない~

「人はなぜ生きるか?」は、誰が考えても難しい。それを探求するのが、哲学であり宗教です。だからと言って、やってみても分からない。それは死ぬまで分からず、難しいことを受容れるのが宗教なのでしょう。
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永平寺に行って参りました ~素晴らしき座禅体験と紅葉~

曹洞宗大本山の永平寺に行って参りました。普段からマインドフルネス瞑想に親しんでいるため、"本当の坐禅”に興味がありました。坐禅体験会に参加し、如何に普段の瞑想の姿勢がいい加減だったか気付きました。紅葉の写真とともにその様子を紹介します。
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対流のないバスタブ ~上だけ熱くなってはいないか?~

昭和の時代、実家の風呂はバスタブにガス湯沸かし器を連結したタイプでした。熱い湯は張られた水の表面を漂います。強制的に循環されている訳ではないので、静かに静かに上の方に溜まるのです。これと似たようなこと...組織でも起こってませんか?
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コスパ至上主義から離れよう ~マインドフルネスに過度な効果を求めない~

「ビジネスで成功するにはマインドフルネス瞑想が必要だ!」と、その効用を説く方は沢山います。しかし禅僧の方は首を傾げます。「坐禅は良く、マインドフルネスは良くない」などとは決して言いませんが、あまりいい顔はしません。
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宗教とカルトを分かつもの ~恐怖心に訴えて人を動かすのはダメ~

旧統一教会と政治の関係が問われる中、NHK「こころの時代」で6人の専門家による討論がありました。この中で若松英輔氏が、宗教とカルトを分かつものとして、①恐怖、②搾取、③拘束の3つを挙げています。
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自分は自分のものではない ~宗教とは自らの身体によく生きてもらうための知恵~

人は自分と他者、内と外を区分し、外のものが良いか悪いか見極め、それを取り入れるか否かを判断しています。判断に迷うとき悩みが生じます。しかし内外の区別ほど曖昧なものはないとも言えます。
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アウトプットでよく生きよう

書いたり、話したりしてアウトプットすることにはリスクが伴います。しかしたくさん吐き出して、たくさんの情報を取り入れたいですね。
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花火の爆音に思う ~じぶんたちの街のために働く~

昨夜、市内で花火が上がりました。ずどんと響く音を聞き、屋上に出てみると高層マンションの向こうに立派な花火が上がっておりました。花火をバックに浮かび上がるマンションの姿を見て、「ウクライナでは、今もああいうビルにミサイルが撃ち込まれているのだな」と思いました。
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個人から変えていく ~風土改革をするにはどうするか~

風土改革を行うにはどうしたらいいでしょう? 私は個人の心に火を点けるしかないのではと思います。心に火が点けば、その人が広げてくれます。結果として組織が変わっていけばいいですよね。
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考えるより感じよう ~見える化至上主義に注意~

Well-beingやポジティブ心理学に関する取り組みをしていると、「体系的に学ぶにはどうしたらいいのか教えてほしい」といった声をいただくことがあります。以前の私ならば、「この本を読んで下さい」、「この講座を受けると、考え方が理解できますよ」と紹介していました。
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ティンシャの音で癒されよう ~チベットの仏具~

皆で集まって瞑想をする会、沢山ありますね。皆さん心が疲れていて、癒しを求めて来るのです。 さてマインドフルネス瞑想の会でよく使われているのが、チベット仏教のティンシャ(チベタンベル)。