キャリアコンサルタントの部屋 自分の感情に気付くということ ~カウンセラーにもクライエントにも有効な訓練方法~ カウンセラーにもクライエントにも重要なのは「自己や他者の感情を知覚し、自分の感情もコントロールできること」。いわゆる心の知能指数が高いことです。また知情意のバランスに優れた人であることも重要です。これらを高めるためには、マインドフルネスをお薦めします。身体感覚に意識を向けることによって、心の知能指数を上げましょう。 2024.07.25 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 受容・共感・一致だけでは上手くいかないとき ~クライエントは何処に手を当てていますか?~ 「カウンセリングが上手くいかない。クライエントに気付きの瞬間が訪れない... その理由はカウンセラーである私の技能不足にある」と思い込んでいませんか? もちろん、カウンセラーの技能が未熟なために、上手くいかないということもあるでしょう。しかし、カウンセリングが効きにくいクライエントもおられるのです。どんな人でしょうか? 2024.07.25 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 内省のキッカケとなる関わりとは? ~不一致の開示~ ロープレ勉強会において、キャリアコンサルタント役の方が上げる課題の一つに、「表面的な事柄しか聴けない。感情の言葉を引き出せたとしても、その先まで入っていくことが出来ない。相談者に内省を促したいが、どうしたらいいか分からない。」というものがあります。そのカギとなるのはロジャースの3条件、受容・共感・一致の、”一致”です。 2024.07.08 キャリアコンサルタントの部屋
今ここをよく生きよう 新しくて理想的なことを行うこと ~相当の工夫や努力と日時を要すること~ NHK朝ドラ「虎に翼」大人気ですね。本日7/3の放送 第14週「女房百日 馬二十日?」 (68) で、主人公の佐田寅子(伊藤沙莉さん)が、星航一(岡田将生さん)に吐露するセリフに、思わずぐっときてしまいました。「新しくて理想的なことを行うためには、相当の工夫や努力と日時を要するもの...」なのです。 2024.07.03 今ここをよく生きよう
技術者倫理 予防倫理と志向倫理 ~志向倫理でより良く生きよう~ 札野教授が提唱する技術者倫理教育の中で、とても重要な概念である二つの倫理について紹介します。「予防倫理」はやってはいけないことや守るべきこと(ルール)を示し、悪いことや不正が起きないようにするものです。これに対し「志向倫理」は更に善い社会を創っていくために何をしたらよいか、一人ひとりに問い、組織全体を鼓舞するものです。 2024.07.02 技術者倫理
技術者倫理 アカデミック領域における事例に学べ ~教材のご紹介~ 近年、公正な研究のための取組みが盛んに行われており、JSTの「研究公正ポータルサイト」には多数の情報が集約されています。ここでは企業の技術者・研究者の方にとって馴染みやすい動画教材を紹介します。その他多数の教材が無償で公開されており、企業内教育に活用しない手はないと思います。活用方法についても是非お問合せ下さい。 2024.07.02 技術者倫理
技術者倫理 技術者倫理教育のすすめ 技術不正行為が問題となり、技術者一人ひとりの倫理観が問われています。産業界の上流であるアカデミック領域でも研究不正の問題があり、国はこれを深刻に捉え、不正を防ぐ仕組みや教育が盛んに行われるようになってきました。今こそ産業界は先行事例に学ぶべきです。そこで早稲田大学 札野 順 教授による「技術者倫理教育」を紹介致します。 2024.06.26 技術者倫理
キャリアコンサルタントの部屋 価値観を訊かずにどうやって選考するのか? ~うちに宗教があるか?~ キャリコン養成講座にて「採用選考においては、出身地や家族のこと等、訊いてはいけない」と教わりました。私は出身地など気安く訊いていましたので、時代は変わったなあと思っておりました。しかし、そんな呑気なことを言ってはいられません。厚労省は「公正採用選考特設サイト」なるものを開設し、就職差別をなくすことを目指しています。 2024.06.25 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 何でも揃うのに何だか満たされない国ニッポン ~無職では存在感を示せないのか?~ 先日、長い海外暮らしを経て日本に帰国された方のお話しを聴く機会がありました。20代になって夫と共に海外に渡った方です。20年ほど田舎暮らしをされたようですが、帰国して感じたのは「日本は仕事をしていなくてはいけない国になっていた」ということ。私はハッとしました。これを聴いた私の妄想について書いてみたいと思います。 2024.06.25 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 26回受験生へのエール ~共に学んできた皆さまへ~ 第26回の国キャリ試験が間近に迫ってまいりました。今回も、共に学んできた皆さまへエールを送ります。 ①試験は絶対評価~過去の経験に引っ張られない~、②論述試験は時間との勝負~昼休憩の過ごし方~、③面接試験は感謝の気持ちを持って、④そのマインドがあれば大丈夫 の4本立てです。 2024.06.21 キャリアコンサルタントの部屋
今ここをよく生きよう 終活とは今を楽しく生きること ~定年に備え聴活しよう~ NHKクローズアップ現代にて、横須賀市の終活サポート事業を知りました。近い将来確実に起こる死。死への不安はどうしたって取り除けないにしても、「死後に起こる出来事」への不安は予め取り除くことが出来る。それによって、今ここを楽しく生きていくことができる... 終活ってそういうことなんだと、改めて実感しました。 2024.06.11 今ここをよく生きよう
キャリアコンサルタントの部屋 ビジネスから感情を排除するな! ~感情や価値観に触れないのはハラスメントへの恐怖から~ 私は前職において人財育成を担当していた際、新しい企画を上程すると、「君がどう感じているかなんて訊いていない!」と、よく叱責されました。「君の企画書は情緒的だ。ビジネスから感情は排除せよ!」と度々言われましたが、その上司はとても感情的になっておられました。果たして、ビジネスに感情は不要なのでしょうか? 2024.06.07 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 ”聴す”と書いて何と読む? ~聴くことの難しさ~ 先日、小池陽人さんの動画で、元NHKエクゼクティブアナウンサーの村上信夫さんが、「”聴す”と書いて何と読む?」というお話しをされており、すっかり耳を奪われてしまいました。「ゆるす」と読むのだそうです。判断しないどころか、許してしまうのです。ここで言う、”ゆるす”とは、”在りのままを受容れる”意味だと、私は感じました。 2024.06.05 キャリアコンサルタントの部屋
今ここをよく生きよう 腐敗と発酵は大違い ~塩漬けされても腐ってはいけない~ 私は前職にて、技術系部署の人財育成を担当していました。人材ではなく”人財”とし、技術者への敬意を払いながらも、技術者魂を鼓舞していました。しかし時期が悪く、新しい取組みをしようと企画しても、何も通らない。人的資本経営への転換が求められる中、何も変えられない... 私はすっかり”塩漬け”にされた気分になっていました。 2024.05.23 今ここをよく生きよう
キャリアコンサルタントの部屋 エンパワーメントの場としてのロープレ勉強会 ~勇気づける場の心地良さ~ 私は自身が受験生であった頃から3年弱に渡り、ロープレ勉強会に継続的に参加してきました。この会で学んだことや人脈は、人生の宝物になりました。しかし何故、この場が心地良いのでしょうか? その理由は、僅かなトラブルはありつつも、安心安全な場として保てていることと、エンパワーメント(勇気付け)の場になっているからでしょう。 2024.05.17 キャリアコンサルタントの部屋