稲田 豊

カウンセリングのすすめ

カウンセリングのすすめ(5) ~社内でキャリコンによる面談が受けられない場合~

社内にキャリア相談窓口やセルフキャリアドックがある方は、それを最大限活用して下さい。しかし、それらが整備され、キャリアコンサルタントが相談にあたっている企業はごく僅かです。また年1回の上司とのキャリア面談では、”主体的なキャリア形成を促進・支援する”タイムリーな面談にはなりません。ぜひ社外のキャリコンを活用して下さい。
カウンセリングのすすめ

カウンセリングのすすめ(4) ~自分で自分を大切にし、センサの感度を上げる~

身体の病気も心の病気も、早期発見~早期治療が重要であり、これはダメージを最小限にするとともに、社会復帰までの期間を最短化します。しかし健康診断やストレスチェックで異常が出ても、ご自身がそれを受け容れられない限り、次の行動にはつながらないのです。そんな方々に2つのことをお伝えします。
カウンセリングのすすめ

カウンセリングのすすめ(3) ~身体の不具合が出る前に~

メンタルダウンに至る前には、人間関係・仕事関係の悩みがあり、それを我慢したり、やり過ごすプロセスがあります。但し、それが続くと徐々に身体に影響が出てきます。皆さん、症状が悪化してからメンタルクリニックに行くのですが、クリニックは慢性的にパンクしています。ぜひキャリカウンセラーが対応できるレベルのうちに相談しましょう。
カウンセリングのすすめ

カウンセリングのすすめ(2) ~私の得意不得意~

前回は厚生労働省HPにある「カウンセリングを受けるメリット」の内容をご説明するとともに、私の信条をお伝えしました。今回は「キャリアコンサルティングの効果」6項目に基づいて、その内容と私の得意不得意をお伝えします。仕事意識の向上、職場コミュニケーション改善、進むべきキャリアや、自己啓発の方向性を明確化することは得意です。
カウンセリングのすすめ

カウンセリングのすすめ(1) ~どんな効果が期待できるのか?~

世にカウンセラーと呼ばれる人は星の数ほど居て、それぞれ専門性を持っています。どんな信条を持ち、どんな相談案件に強い人か分からなければ、相談者はカウンセラーを選びようがないと思います。今回は、カウンセリングを受けることの一般的なメリットをお伝えすると共に、私がどんな点に拘ってカウンセリングに臨んでいるのかをお伝えします。
キャリアコンサルタントの部屋

カウンセリングを受けるメリット ~私が対応できる領域~

本コラムでは、カウンセリングを受けるメリットについて、”相談者目線”で考えると共に、私が対応できる領域についてお伝えします。今、私が目指しているところは、先の「心理カウンセリング」と「キャリアコンサルティング」を包括する領域です。どんなところを得意・不得意としているのか、相談者目線で示しました。
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LINE公式アカウントはじめました! 「友だち追加」いただくと、以下の情報があなたのスマホに届きます。①本ブログへの ”新着” 記事掲載のご案内、②イベントおよびセミナーの開催案内、③Well-beingなキャリア形成に役立つプチ情報。 ぜひ、お友だちになって下さい!
技術者のキャリアデザイン

技術系研究者にとって35~40歳はターニングポイント ~可能性を狭めないために事前にすべきことは何か?~

大学院を出た技術系研究者が民間企業の研究所に入り、管理職になるまでの間、取り組むことになる大テーマは3~4つではないでしょうか? 24歳で就職し、4年×3~4テーマで36~40歳。この時期がターニングポイントとなります。可能性を狭めないために、30~35歳の時期をどう過ごすべきかについて、考えてみたいと思います。
お知らせ

コラムを本にまとめました

本ブログ掲載のコラムを再構成・再編集し、電子書籍 として出版いたしました。元となったのは2年半、150回あまりに及ぶ受験生とのロープレ勉強会での学びです。今回、同じ志を持つ皆様にマインドおよびスキルを還元し、「Well-beingなキャリアとは何か?」について共に考えるために本にまとめました。ぜひ、ご一読下さい!
技術者倫理

マインドフルネスを職場に採り入れる ~安心安全な職場作りの基本~

PERMAHモデルに基づいた職場風土の改革を行う際、何から取り組むべきでしょうか? 私は断然、Hだと思います。禅の世界では「調食~調眠~調身~調息~調心」と言います。心理的安全性が低い職場においては、皆の心が乱れていますので、これを調えることを第一とすべきなのです。ここでは「会議前の3呼吸(調息)」をお伝えします。
技術者倫理

PERMAHモデルによる主観的幸福度の向上 ~自分自身に問い掛ける~

主観的幸福度を測定する指標として、PERMAHモデルがあります。ここで重要なのは「自分の幸福とは、このような要素から構成されている」と認識することです。主観的な幸福度を構成する要素が分かったのなら、強化したい要素に対し、自らアクションをしていけば良いのです。ここでは私が作成したPERMAHカレンダーを紹介します。
技術者倫理

論語と算盤 ~道徳と経済は合一すべきである~

札野先生の講演内容の重要な結論の一つに、「倫理的に仕事をすることにより、社会に福利をもたらし、技術者自身もよく生きられる」があります。このように一見両立しないような概念を同時に目指すべきとした人物が渋沢栄一です。日本実業界の父と呼ばれる渋沢栄一翁は「道徳と経済は合一すべきである」という”道徳経済合一説”を唱えました。
技術者倫理

技術者のWell-beingとは? ~PERMAHの観点で考える~

札野教授が提唱する技術者倫理教育は、Professional としての技術者の在り方を問うものであり、Well-beingを目的とします。ここでは主体的幸福度を測る指標として、PERMAH理論を紹介します。この観点によって一見バラバラな技術者のWell-beingが明確になり、技術系部署で講じるべき対策が見えてきます。
技術者倫理

期待される行動変容 ~講演・研修によって何が変わるか?~

研修を成功させるには、4:2:4が重要と言われます。研修前が4、研修当日が2、研修後が4。この重みで考えることが重要です。研修後に行動変容を起こすためには、事前にそれを想定し企画することが重要なのです。そこで札野教授の講演・研修によって、どのような行動変容が見込めるのかについて、対象階層別にお伝えします。
キャリアコンサルタントの部屋

感情を無視するとどうなるか? ~そりゃ頭でっかちにならざるをえません~

私は5年余りマインドフルネスを実践し、特に企業の技術者・研究者にその重要性を訴えてきましたが、なかなか伝わりませんでした。彼らを「カウンセリングが効きにくい人たち」と括ってしまうのは簡単ですが、白旗を上げきれない自分が居ます。そこで先に提案したモデルを基に、もう少し考えてみたいと思います。