終活とは今を楽しく生きること ~定年に備え聴活しよう~

NHKクローズアップ現代にて、横須賀市の終活サポート事業を知りました。近い将来確実に起こる死。死への不安はどうしたって取り除けないにしても、「死後に起こる出来事」への不安は予め取り除くことが出来る。それによって、今ここを楽しく生きていくことができる... 終活ってそういうことなんだと、改めて実感しました。

ビジネスから感情を排除するな! ~感情や価値観に触れないのはハラスメントへの恐怖から~

私は前職において人財育成を担当していた際、新しい企画を上程すると、「君がどう感じているかなんて訊いていない!」と、よく叱責されました。「君の企画書は情緒的だ。ビジネスから感情は排除せよ!」と度々言われましたが、その上司はとても感情的になっておられました。果たして、ビジネスに感情は不要なのでしょうか?

”聴す”と書いて何と読む? ~聴くことの難しさ~

先日、小池陽人さんの動画で、元NHKエクゼクティブアナウンサーの村上信夫さんが、「”聴す”と書いて何と読む?」というお話しをされており、すっかり耳を奪われてしまいました。「ゆるす」と読むのだそうです。判断しないどころか、許してしまうのです。ここで言う、”ゆるす”とは、”在りのままを受容れる”意味だと、私は感じました。

腐敗と発酵は大違い ~塩漬けされても腐ってはいけない~

私は前職にて、技術系部署の人財育成を担当していました。人材ではなく”人財”とし、技術者への敬意を払いながらも、技術者魂を鼓舞していました。しかし時期が悪く、新しい取組みをしようと企画しても、何も通らない。人的資本経営への転換が求められる中、何も変えられない... 私はすっかり”塩漬け”にされた気分になっていました。

エンパワーメントの場としてのロープレ勉強会 ~勇気づける場の心地良さ~

私は自身が受験生であった頃から3年弱に渡り、ロープレ勉強会に継続的に参加してきました。この会で学んだことや人脈は、人生の宝物になりました。しかし何故、この場が心地良いのでしょうか? その理由は、僅かなトラブルはありつつも、安心安全な場として保てていることと、エンパワーメント(勇気付け)の場になっているからでしょう。

ロープレ勉強会でのお約束 ~グラウンドルールに加えて~

JCDAが主催する「経験代謝ピアトレーニング」で行うロープレにおいては、グラウンドルールが定められています。これはロープレを安心安全な場とするために欠かせないことです。私はこれに加え、CCt/CL/Obsとして、必要な観点があると考えています。参加者全員が安心安全な場作りを心がけ、互いの成長の場となるようにしましょう。

理由が分かれば治すことが出来るのか? ~全人的な関わりでコンステレーションを感じる~

日本における臨床心理学・分析心理学の権威、河合隼雄先生の最終講義の動画を拝見しました。講演のタイトルは「コンステレーションについて」。知的好奇心をかきたてられる素晴らしい内容でした。その中で紹介された、あるエピソードに深く共感したので、今回はそれについて書きたいと思います。

とらわれない心 ~批判的思考で在りたい姿を見る~

反面教師という言葉があります。「ああはなりたくない」という強い思いが人を成長させます。しかし、そう思えば思うほど「在りたくない姿」に近づいてしまうことがあります。一方で「在りたい姿」を強く思い描くことで、それにとらわれ生きづらくなってしまうこともあります。ここでは、どちらにもとらわれないで生きる方法を考えます。

技術系部署の人材育成大系 ~会社方針を自部署に落とし込む~

私は前職において、技術系部署の人材育成を担当しました。その際、留意したのは研究者・技術者にマッチした育成大系を提示すること。会社には人事部が策定した人材育成大系があります。しかし人事部が作った育成大系は会社としての最大公約数なんですよね。技術部署にはより専門的な教育大系が必要となります。ここではそのポイントを示します。