受容・共感・一致だけでは上手くいかないとき ~クライエントは何処に手を当てていますか?~

「カウンセリングが上手くいかない。クライエントに気付きの瞬間が訪れない... その理由はカウンセラーである私の技能不足にある」と思い込んでいませんか? もちろん、カウンセラーの技能が未熟なために、上手くいかないということもあるでしょう。しかし、カウンセリングが効きにくいクライエントもおられるのです。どんな人でしょうか?

内省のキッカケとなる関わりとは? ~不一致の開示~

ロープレ勉強会において、キャリアコンサルタント役の方が上げる課題の一つに、「表面的な事柄しか聴けない。感情の言葉を引き出せたとしても、その先まで入っていくことが出来ない。相談者に内省を促したいが、どうしたらいいか分からない。」というものがあります。そのカギとなるのはロジャースの3条件、受容・共感・一致の、”一致”です。

新しくて理想的なことを行うこと ~相当の工夫や努力と日時を要すること~

NHK朝ドラ「虎に翼」大人気ですね。本日7/3の放送 第14週「女房百日 馬二十日?」 (68) で、主人公の佐田寅子(伊藤沙莉さん)が、星航一(岡田将生さん)に吐露するセリフに、思わずぐっときてしまいました。「新しくて理想的なことを行うためには、相当の工夫や努力と日時を要するもの...」なのです。

予防倫理と志向倫理 ~志向倫理でより良く生きよう~

札野教授が提唱する技術者倫理教育の中で、とても重要な概念である二つの倫理について紹介します。「予防倫理」はやってはいけないことや守るべきこと(ルール)を示し、悪いことや不正が起きないようにするものです。これに対し「志向倫理」は更に善い社会を創っていくために何をしたらよいか、一人ひとりに問い、組織全体を鼓舞するものです。

アカデミック領域における事例に学べ ~教材のご紹介~

近年、公正な研究のための取組みが盛んに行われており、JSTの「研究公正ポータルサイト」には多数の情報が集約されています。ここでは企業の技術者・研究者の方にとって馴染みやすい動画教材を紹介します。その他多数の教材が無償で公開されており、企業内教育に活用しない手はないと思います。活用方法についても是非お問合せ下さい。

【PR】技術者倫理教育のすすめ

技術不正行為が問題となり、技術者一人ひとりの倫理観が問われています。産業界の上流であるアカデミック領域でも研究不正の問題があり、国はこれを深刻に捉え、不正を防ぐ仕組みや教育が盛んに行われるようになってきました。今こそ産業界は先行事例に学ぶべきです。そこで早稲田大学 札野 順 教授による「技術者倫理教育」を紹介致します。

価値観を訊かずにどうやって選考するのか? ~うちに宗教があるか?~

キャリコン養成講座にて「採用選考においては、出身地や家族のこと等、訊いてはいけない」と教わりました。私は出身地など気安く訊いていましたので、時代は変わったなあと思っておりました。しかし、そんな呑気なことを言ってはいなれません。厚労省は「公正採用選考特設サイト」なるものを開設し、就職差別をなくすことを目指しています。

何でも揃うのに何だか満たされない国ニッポン ~無職では存在感を示せないのか?~

先日、長い海外暮らしを経て日本に帰国された方のお話しを聴く機会がありました。20代になって夫と共に海外に渡った方です。20年ほど田舎暮らしをされたようですが、帰国して感じたのは「日本は仕事をしていなくてはいけない国になっていた」ということ。私はハッとしました。これを聴いた私の妄想について書いてみたいと思います。

26回受験生へのエール ~共に学んできた皆さまへ~

第26回の国キャリ試験が間近に迫ってまいりました。今回も、共に学んできた皆さまへエールを送ります。 ①試験は絶対評価~過去の経験に引っ張られない~、②論述試験は時間との勝負~昼休憩の過ごし方~、③面接試験は感謝の気持ちを持って、④そのマインドがあれば大丈夫 の4本立てです。