問い3は ”相談者の”問題 ~キャリコンが裁いてどうするのか?~

JCDAキャリコン論述問い3は、”相談者の”問題を問うものです。ここでいう”問題”とは、相談者のありたい姿と現状のギャップです。ありたい姿は、相談者が思い描く”ありたい姿”であり、”現状”も相談者が経験したものです。すなわち、どの主語も相談者なのです。

自分自身を知る4つの方法 ~もっと他人に相談しよう~

「答えは自身の中にある」で書いたように、悩みは自分自身の中で生じています。外に答えを求めるより、自問自答を繰り返す方が重要でしょう。自問自答の他に「自分自身を知る方法」には、①カウンセリングを受ける、②アセスメントを受ける、③グループワークに参加するの3つがあります。

「意味の出現」を促す質問は難しい

キャリアカウンセリングにおける「経験代謝」。国家資格キャリアコンサルタント試験をJCDAで受験するならば、この理解は必須です。実技試験(論述および面接)は、「経験代謝を理解できているのか?」を問うものであると言えるでしょう。しかし経験の再現は出来ても、意味の出現まではなかなかいけません。何故でしょう?

答えは自身の中にある ~正解が外にあると思うから悩む~

初めてカウンセリングやコーチングを受けようとする人の多くは「正解を教えてもらおう」と思って来訪します。「専門家に訊けば、悩みを解決する方法を教えてもらえる」と思って来るのです。 しかし、悩みというのは自己概念の揺らぎであって、その解決策は相談者が自ら導き出すしかないのです。