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  3. ニホンミツバチに見習え ~会社組織もバイオミメティクス~
このコラムでは、NHK「ダーウィンが来た」で紹介された、二ホンミツバチの習性を会社組織に照らして考えます。
所要:2分

4/17 NHK総合テレビで放送された「ダーウィンが来た ~転職に総選挙!? 秘密のミツバチ~」、いろいろ考えさせられる内容でした。

ミツバチ恐るべし!

まず「リーダーがいない」。女王バチがリーダーかと思いきや、数少ないオス、働きバチがそれぞれの立場で自律的に役割を演じている。総数1万匹にもなるというのに、自律的な組織なのです。

2つめ。「働きバチは転職を繰り返す」。新しく生まれた働きバチは、数日ごとに育児係~建築築係~貯蜜係と働き方を変えていく。どんどん仕事を変えていくことで組織が保てるとのこと。ジョブローテーションですね。

そして3つめ。「働きバチは30日という短い寿命の最期10日になると、外界に出て花の蜜を集めにいく」のです。なぜって? 外界は天敵が居て危ないから、ベテランのミツバチが決死の覚悟で外に出て行くのだそうです。何だか切なくなりました。会社で言えばベテランがどんどん外に出掛け、リスクを取りながら仕事を取ってくる…そんな感じですよね。人間の場合、守りに入っちゃう人が多いのではないでしょうか?

4つめ。「次の女王バチが生まれそうになると、元の女王バチは巣の1/2のハチを連れて巣を出ていき、新しい巣を作る」ということ。これを分蜂(ぶんぽう)と言うのだそうです。これは分社化による市場拡大ですよね。

人間の組織に当てはめると…

明確なリーダーが居なくても、一人ひとりが自律的に役割を演じ、どんどんと仕事を変えていく。ベテランはリスクを取って外に出掛けて仕事を取ってくるのです。さらには分社化して市場を拡大。う~ん凄すぎますね。生物の構造に学ぶバイオミメティクスという学問がありますが、人間の会社組織も生物に学ぶべきなのかもしれません。□

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