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  3. 花鳥風月を感じられるか? ~恨み辛みに囚われない~
このコラムでは、花鳥風月を感じられることの大切さについて考えます。
所要:2分

またもや痛ましい事件が起きてしまいました。安倍元首相銃撃事件、容疑者は自宅アパートで拳銃を自作していたとか… ひたすら恨みを募らせていたのでしょうね。

大阪の診療クリニック放火事件埼玉での訪問診療医殺害事件京アニ放火事件… 犯人の心を事前に救うことは出来なかったですね。私は対話に光があると思っていますが、大阪の事件では、カウンセリングをライフワークとしていた心療内科医が命を落としてしまいました。とてもショックでした。

社会として、恨みを募らせているような人を見放さない… そんな簡単なことではないかと思いますが、人の話を聴くことで、少しでも良い方向に行くのならば、その努力は続けなくてはならないと強く思います。

さて私も、恨み辛みで頭が一杯で、夜も寝られないことは過去に何度もありました。本当に辛かった時期の記憶は、脳の中からすっぱりと抜け落ちている気がします。そんな頃を思い出してみると、食事の味は分からない、音楽は耳に入らない、空も見上げない、熱い寒いも感じない… 五感が全て鈍っていて、頭の中には憎しみが渦を巻いていたような気がします。

今でこそ言えるのですが、花鳥風月、季節の変化に気が付くか否かが、自身の心のバロメーターのような気がします。花が生けられている部屋で、拳銃密造はしないと思いますので。□

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