Gallup の Well-being 5要素 ~Careerは基本~

今ここをよく生きよう
この記事は約3分で読めます。

Strengths Finder で有名な米国の調査会社 Gallup は、Well-being(よく生きること)を以下の5要素に分割しています(UHA)。

  • Career well-being , キャリア
  • Social well-being, 人間関係
  • Financial well-being, 経済的
  • Physical well-being, 身体的
  • Community well-being, 組織的

会社での働き方は、これら5要素全てに関わり、Well-beingに直結します。ここでは各要素について見ていきましょう。

Career well-being

主に仕事を通じたWell-beingですね。もちろん、昨今のキャリアの概念はひろく、私生活も含めた人生全体を、ライフキャリアと呼ぶこともあります。キャリア=人間的成長と捉えてもいいかもしれません。いずれにしても、豊かなキャリアを歩むことが出来るか否かは、その人のWell-beingに多大な影響を与えます。これは誰もが疑わないところでしょう。私がキャリアコンサルタントを目指した原点もここにあります。

Social well-being

人間関係ですね。ポジティブ心理学の父、マーティン・セリグマン博士が提唱したPERMAH理論のR、Relationships(よい人間関係)に相当します。どんな一匹狼の技術者であっても誰とも関わらない訳にはいきません。私の職場においても、ポスターセッションなどを実施すると、普段愛想の無い技術者の人でも、目の色が変わります。何だかんだ言っても、みな人とのつながりを求めているのだと思います。

Financial well-being

経済的に安定していること、これも重要な要素ですね。金銭の問題は、ポジティブ心理学の面からはあまり取り上げられることがありません。しかし一定水準以上、経済的に満たされていることは、Well-beingの重要な要素です。現実的な切り口ももちろん重要です。

Physical well-being

健康第一ですね。PERMAH理論の、H : Health ですね。身体を壊すと、特に強く感じますね。身体と精神はつながっていますから、体調が悪ければ精神も乱れます。精神的に落ち着いた生活を送るためには、身体の健康は欠かせません。

Community well-being

自信が属しているコミュニティ、すなわち居住している地域だったり、会社組織だったりが、自分にとって心地のよい場所であるか否かは、Well-beingにとって重要な要素です。物理的な職場環境のみならず、精神的に安らげる場所であること、そしてコミュニティの理念に共感できるか否かは、とても重要な点ですね。

定年後の5要素を考える

定年退職後も生きがいをもって生活をしている人は、

  • Career:今とは違うキャリアも見据えて、第二の人生を描き、
  • Social:会社以外の人間関係、人脈を描き、
  • Financial:経済的にも自立し、
  • Physical:健康で、
  • Community:他の会社や地元のコミュニティにも参画している

ということです。自戒の意味も込め、この5要素を見直してみたいと思う今日この頃です。□

コメント

タイトルとURLをコピーしました