マインドフルネス瞑想を始めて、およそ3年経ちました。以前書いた通り、MiLIが主催するSIY(Search Inside Yourself)を受講した後、コツコツと続けてきました。
「本当に効果なんてあるのだろうか?」と疑問を持ちながら始めたあの頃が懐かしいですね。やればやるほど違った景色が見えてくるので、飽きることはありません。その効用についてはたくさんの方が紹介していますが、ここではちょっと違った視点で効果をお伝え致しましょう。
瞑想を続けていると、精神的、肉体的に安定しますが、どうしても体調を崩してしまうことがあります。私の場合、8月の終わりから10月の初めにかけた2か月余り、体調が優れませんでした。猛暑による疲れがたまったのか、はたまた在宅勤務による運動不足が続いたせいか、すっかり気分が落ち込んでしまったのです。
免疫力が落ちているのか手荒れもひどくなり、コロナ対策のアルコール消毒液を掛けると激痛が走りました。
このブログの更新も滞りがちになり、仲間内で立ち上げた勉強会の活動にも気持ちが入りません。会社業務にも身が入らず、淡々と作業をこなすだけになっておりました。
但し、毎朝マインドフルネス瞑想を続けていると集中力の波が分かります。大きく変動しながら落ち込んでいく様子が分かるのです。うつ病は心の風邪であり、誰でもかかると言います。私は瞑想をしながら、風邪の引き始めであることをハッキリと感じていたのです。
かと言って、すぐに休んでリフレッシュすればいいかと言えば、そんな単純なものではありません。自身のココロの”面倒臭さ”は良く分かっています。こんな時は、無理をせず目の前の仕事を淡々と片付けるしかありません。集中力の低下を受容れ、過度に自身を責めることなく、適当な塩梅でココロと向き合っておりました。
そんな中、休みをとって皮膚科に行き、髪を切り、サウナに行って調えたら、段々と気持ちが前を向いてきました。「サウナで坐禅すると足はしびれない」という、どうでもいいことを知って、ほくそ笑んでしまいました。じーっと体感覚に意識を向けていると身体が自ら立ち直ってくる様子が分かるのです。
マインドフルネス瞑想の効果というと、集中力が高まるとか、生産性が上がるといった効用が語られることが多いですね。しかし私のようにココロが病みかけた際にも、その兆候に早めに気付き、対処できるという効用もあるのです。□
コメント