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  3. 胃カメラを飲んで考えたこと ~そこにある赤い塊~
このコラムでは、胃カメラ検査を受けたときに感じたことを述べています。
所要:3分

昨日3~4年ぶりに胃カメラを飲みました。人間ドックです。逆流性食道炎の症状が出ることがあり、気になったので、バリウム検査を胃カメラに変えたのです。

初めてカメラを飲んだのは27歳のとき。喘息の薬の副作用で胃がただれてしまって検査したのですが、それ以来、大の苦手。カメラを挿入する際、むせ込んでしまいマウスピースを吐き出してしまいました。カランカランと音をたててチューブを通るマウスピースを再び咥えさせられたときは、検査技師が鬼に見えました。

さて大の苦手の胃カメラですが、普段から瞑想で呼吸を調えているので、今回は楽勝だ!と思っていたのです。何が起きても動じないぞと… しかし甘かった。今回もご多分にもれず、むせ込み、涙はちょちょ切れて最悪でした。

終わってすぐ撮ったばかりの映像を見ながら診察を受けましたが、不思議な感覚に襲われました。『ん?これが俺の腹の中?』 いつも瞑想をしながら自身の腹の中をぼんやりと感じているのです。それがこの赤いモノ。何だか自分ではないモノに見える。しかも生きているモノ。

ひょっとして身体の各部も、ある意味、モノかもしれない。そうならば、考えているのは何処? 脳みそ? 脳だって内側からカメラで見たら、ただの赤い塊なのだろうか? そこに宿る意識って何なのだ? 今まで感じたことがない不思議な感覚でした。

身体の各部は一生懸命自律的に生きているのですね。意識というのは、その各部を見守っているような存在… そう思うと身体を大切にしてやらねばならないなと感じたのでした。□

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