紫金山アトラス彗星を観測しました。
前日は自宅の屋上からチャレンジしたものの、高度が低いためか捉えられませんでした。そこで同日は夕方からロケハンし、近所の農道にて日没を待ちました。待つこと1時間。双眼鏡を構え、宵の明星金星から西にゆっくり視野を振ると… 見つけました! ああ、そこに居たのね! ようこそ、お越しくださいました! という感じ。一度、位置を確認してしまえば、肉眼でも確認できます。
このクラスの彗星を見るのは1997年のヘール・ボップ彗星以来です。当時は夕刻にジョギングをしており、川沿いを走りながら夜空を眺めていました。後日、恵那山に登り、フィルムに収めたのです。当時はフィルムカメラですので、写っているか否かは直ぐには分かりません。露出を変えて数枚撮影し、後日のご対面となりました。
あれから27年、カメラの進歩は凄まじく、その場で撮って直ぐに確認。構図を修正して何度もシャッターを切ることが出来ました。双眼鏡でもはっきり確認出来ない部分もしっかりと写っているんですよね。
同時に、自身の視力の衰えも感じた次第… 重いカメラ&三脚を担いで山に登っていたあの頃と比べると、視野の透明度は明らかに落ちていると思います。無論、体力もです。もっと眼を労わり、素晴らしい景色を沢山見たいものだと感じました。こういった体験こそが、Well-beingですね。□
観測したい方は、こちらで確認下さい → 国立天文台 紫金山・アトラス彗星の情報