刻石流水(こくせきりゅうすい)とは、受けた恩は石に刻み、施したことは水に流すことです1。
優秀なカウンセラーのカウンセリングを受けることはギフトのような体験です。聴いてもらったという体験は何物にも代えがたく、事の大小はあれど、人生を左右するきっかけになることがあります。
カウンセラーやコンサルタントは悩みに対する解決策を提示してくれる… この解決策がギフトだと思っている方が多いのですが、そうではありません。優れたカウンセラー、コンサルタントは相談者の内なる部分にある悩みの本質に気付かせ、自ら行動できるように促します。
彼らはプロですから、「施してやったぞ」などと恩着せがましい態度をとることはなく、「自身で気が付いてくれて良かった」と、かけた恩をさらりと水に流します。
人は誰しも、そのような体験をすると恩を胸に刻み、それを返そうとするものです。たとえ施してくれた人に返せずとも、他者に返そうとするものです。そうやって対話の連鎖が起きます。「幸せの伝播」と言えるかもしれません。
私は会社での風土醸成活動を通して、社外の先生や他社の方、キャリコン仲間、社内の先輩、同僚、後輩からたくさんのギフトをもらいました。その恩義を返すため、この場での発信を続けています。
皆さんは誰からのギフトを胸に刻み、それを誰に返していますか?□
- この言葉の原典を探しておられる方、申し訳ございません。SAT大正新脩大藏經テキストデータベースにて、だいぶ探したのですが見つけられておりません。ご存じの方がおられましたら、ご教示いただけますと幸いです。(2024/11/17記) ↩︎
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