幸せに生きるための6つの行い ~人間の本質は変わらない~

今ここをよく生きよう
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  • 他人に親切で、
  • 約束をきっちり守り、
  • 思い通りにならなくても耐え忍び、
  • 努力を惜しまず、
  • ちゃんと反省をして、
  • 良い行いを習得しようとしている人

こんな人が居れば誰からも慕われ、その人は幸せな人生を送ることでしょう。これを幸せになるための六つの行動として示されたのが仏陀です。これは六波羅蜜もしくは六度万行と言われており、このような行いをすると、幸せになりますよという教えです。表の右欄に示したのは今どきの訳です。

六つ全部を満たせとはおっしゃっておらず、「どれか一つでも自分の得意な行いをしなさい」というところが優しいですね。

私は会社において、ポジティブ心理学に基づいた風土改革活動をしています。一人ひとりが”Well-being=今ここによくあること”を基本としており、幸せになるための行動習慣を紹介してきました。例えば以下の本では、幸せが続く12の行動習慣を提案しています。

ソニアリュボミアスキー、幸せがずっと続く12の行動習慣、日本実業出版社
  • 感謝の気持ちを表す
  • 楽観的になる
  • 考え過ぎない、他人と比較しない
  • 親切にする
  • 人間関係を育てる
  • ストレスや悩みの対抗策を練る
  • 人を許す
  • 熱中できる活動を増やす
  • 人生の喜びを深く味わう
  • 目標達成に全力を尽くす
  • 内面的なものを大切にする
  • 身体を大切にする ー瞑想と運動ー

これらは、心理学的アプローチにより、効果が実証されているものです。しかし仏陀は2500年も前に実にシンプルな言葉で、幸せにつながる善行をまとめておられるのです。12の行動習慣の多くが、六波羅蜜につながっていることが分かります。

この反対は以下のようになりますね。

  • ケチで
  • 約束を破り、
  • 思い通りにならないと、すぐに怒り、
  • 怠け者で、
  • 心が乱れており、
  • 心理に暗く無知な人

ああ、ちょっと心が痛くなってきました。2500年も語り継がれてきたものは、やはり重いですね。現代の心理学は宗教が説いてきたことを科学的知見で解き明かしているのかも知れません。□

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