技術者のよくある悩み―6|モノづくり企業のミドルシニアが感じやすいキャリアの違和感とは

技術者のよくある悩み

モノづくり企業で働くミドルシニア技術者の違和感

モノづくり企業で、長く技術者として働いてきた方ほど、
ある時期から、言葉にしづらい違和感を抱きやすくなります。

仕事は回っている
大きな失敗もしていない
評価も、極端に低いわけではない

それでも──
「このままでいいのだろうか」という感覚が、消えない。

これは、個人の問題というより、
モノづくり企業特有の構造から生まれやすいものです。

モノづくり企業に特有のキャリア構造

モノづくり企業では、長い間、

  • 現場経験の積み重ね
  • 年次とともに重くなる責任
  • 技術 × 組織の暗黙知

によって、キャリアが形作られてきました。

そのため、ミドルシニアになる頃には、

  • 役割が増えすぎて、何が本業か分からない
  • 現場からは少し離れ、判断業務が増える
  • 若手と同じやり方では評価されにくくなる

といった変化が、一気に押し寄せます。

「頑張ってきた人ほど」感じやすいズレ

特に真面目に、誠実に働いてきた技術者ほど、

  • 現場も分かる
  • 調整もできる
  • トラブル対応も任される

という状態になりやすい。

結果として、

✔ 何でも屋のようになっている
✔ 代替はきくが、評価されにくい
✔ 自分の強みが、言語化できない

というズレが生まれます。

これは、能力の問題ではありません。
役割が曖昧になりやすい構造の中にいるだけです。

モノづくり企業で起きやすい典型的な悩み

ミドルシニアの技術者から、よく聞く声があります。

  • 若手に任せたいが、任せきれない
  • 管理職と言われても、現場感覚を失いたくない
  • 評価されているのか、便利に使われているのか分からない
  • 技術者として、これ以上どう成長すればいいのか見えない

これらはすべて、
「役割の転換期」に差しかかったサインです。

この違和感を放置すると起きやすいこと

違和感を言語化できないまま放置すると、

  • モチベーションが下がる
  • 周囲との距離が広がる
  • 若手や上司との関係がぎくしゃくする

といった形で、後から影響が出てきます。

多くの場合、
問題はスキルではなく、認識のズレにあります。

次に必要なのは「一人で考え続けること」ではない

この段階で必要なのは、

もっと頑張ること
我慢すること
答えを急いで出すこと

ではありません。

今の立場・役割・価値を、
一度、言葉にして整理することです。

そのために有効なのが、
第三者との対話や、1on1の活用です。


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モノづくり企業のミドルシニア技術者の相談では、

  • 何に違和感を感じているのか分からない
  • 不満と言うほどではないが、納得もできない
  • 誰に相談していいのか分からない

という状態から始まることが少なくありません。

当相談室では、
答えを出す前に、
今の立場・役割・価値を一緒に整理する対話を大切にしています。

もし今、
「この違和感、放っておいていいのだろうか」
と感じているなら──
言葉にするところから始めてみてください。

👉 違和感を言葉にしてみる

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