技術者のよくある悩み―7|技術者のための1on1活用法 ―― 苦手意識を減らし、キャリアに活かす考え方

技術者のよくある悩み

―― 苦手意識を減らし、キャリアに活かす考え方

なぜ技術者は、1on1が苦手なのか

「1on1、正直あまり意味を感じない」
「何を話せばいいのか分からない」
「結局、評価の話になるだけ」

技術者の方と話していると、
1on1について、こうした声をよく聞きます。

それも無理はありません。

技術者はこれまで、

  • 成果はアウトプットで示す
  • 考えは、形になってから語る
  • 感情や迷いは、仕事と切り離す

という文化の中で働いてきました。

そのため、

  • まとまっていない考えを話す
  • 答えの出ていない悩みを口にする

という1on1の前提そのものに、
強い違和感を覚えやすいのです。

1on1は「うまく話す場」ではない

ここで、視点を一つ変えてみてください。

1on1は、

  • 気の利いた発言をする場
  • 正解を言う場
  • 評価を上げる場

ではありません。

本来の1on1は、

  • 自分の考えを言葉にしてみる
  • 頭の中の整理をする
  • 違和感の正体を探る

ための時間です。

つまり、
「うまく話す場」ではなく、「考える練習の場」
なのです。

技術者にとっての1on1は「思考の壁打ち」

技術者の仕事に置き換えると、
1on1はよく似ています。

  • 設計レビュー前のラフな検討
  • 仕様が固まる前の壁打ち
  • 問題を切り分けるための仮説出し

いきなり完成形を出すことは、ありませんよね。

1on1も同じです。

  • 話しながら考えが整理される
  • 言葉にして初めて、引っかかりに気づく

それで十分なのです。

「うまく話せない」1on1ほど、価値がある

むしろ、

  • 話がまとまらない
  • 途中で言葉に詰まる
  • 自分でも何が言いたいか分からなくなる

こうした1on1ほど、
本当のテーマに近づいているサインです。

キャリアの悩みは、
最初から整理されていることの方が稀です。

だからこそ、

「今日は、うまく話せなかった」
ではなく、

「少し、考えが見えた」

それくらいの感覚で、十分なのです。

まずは「小さなテーマ」で練習すればいい

いきなり、

  • 将来のキャリア
  • 異動や転職
  • 役職の話

を持ち出す必要はありません。

たとえば、

  • 最近、仕事で引っかかっていること
  • なんとなく気になっている違和感
  • モヤっとしているけれど、言語化できないこと

そんな小さなテーマで構いません。

1on1は、
話す内容より、「話してみる経験」そのものが大切です。

まとめ

  • 1on1は「話す場」ではなく、「考える場」である
  • 問いかけと対話によって、自分の思考が深まっていく
  • 形だけの1on1では、逆に思考が止まってしまうこともある
  • 相手との関係性や、場の設計によって、得られるものは大きく変わる
  • 「練習」としての1on1という視点が、気持ちを軽くすることもある

1on1という場は、
やり方を学ぶものというよりも、
少しずつ体験しながら、自分なりの使い方を見つけていくものかもしれません。

ただ、
「どのように向き合えばいいのか」や、
「そもそも自分は何を整理したいのか」が曖昧なままでは、
うまく機能しないこともあります。


もう少し整理してみたい方へ

ここまで読んで、
「1on1をどう活かすか」を考え始めた方もいれば、
「まだ少し整理が必要だ」と感じている方もいるかもしれません。

そんなときは、少し違う角度から見てみることで、
次の一歩が見えやすくなることもあります。

▶ まずは、こちらから整理したい方へ
 キャリアの土台となる視点

▶ 同じような悩みを言葉にしてみたい方へ
 技術者のよくある悩み

▶ 「そろそろ整理が必要かもしれない」と感じている方へ
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 社外カウンセリングの活用法

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