技術者に必要な能力

技術者のキャリアデザイン

能力要件の設定で満足してはいけません ~新しい環境下で、どのように能力開発するか?~

前職で人材育成を担当していたとき「担当部署の社員に研修を仕掛ける」という立場から、「能力要件」なるものを設定してきました。いわゆる、〇〇性とか〇〇力というものであり、職位ごとの業務を遂行するために必要な能力を棚卸したのです。今思うと明らかに不十分。能力要件の洗い出しは研修を仕掛けるための前準備に過ぎなかったからです。
技術者のキャリアデザイン

今さらコミュニケーションスキルと言われても… ~まずは聴いてもらう嬉しさを知ろう~

技術者のみならず、ビジネスマンにはコミュニケーションスキルが必要です。けれども、「今さらコミュニケーションスキルと言われても...」なんていう方は沢山います。みな、ご自身の経験を元に判断されているのです。そんな方には、まずご自身がプロのコーチ、カウンセラーに話を聴いてもらい、聴いてもらう嬉しさを知ることをお薦めします。
技術者のキャリアデザイン

技術者に必要な説得の3要素 ~理屈だけで人が動けば世話はない~

私は前職において、職位と必要能力の関係をとりまとめたことがあります。「専門技術以外のスキルとして、何を身に付けるべきか?」を明らかにし、研修プログラムを企画するためです。 自身の経験から「こんな研修を受けたらいいよ」というリストをまとめたのですが、説得力がありません。技術者に必要な説得力とは何でしょう?
技術者のキャリアデザイン

ロールモデルなどありません ~役割は自分で創る~

上司と部下がキャリアについて論じる場面になると、部下の方から、「マネージャーのロールモデルはありますか?」という言葉が出ることがあります。その後に続くのは、「無いんですよね?(それなのに部下にキャリアの話なんか持ち掛けないで下さい!)」という怒りを含んだ言葉です。技術部門のマネージャーにロールモデルはあるのでしょうか?
キャリアコンサルタントの部屋

技術者の心技体 ~”よい仕事をすること”とは何なのか?~

私、学生時代は典型的なオタク研究者でした。プロの研究者に必要なのは確かな技術と豊富な知識。専門性こそが最需要と考えていました。 そんな私も五十路となり、若手研究者に対し「よい仕事をすることとは何か?」を語る役割が回って参りました。散々悩んだ挙句に思い出したのが「心技体」。