意味の出現・主訴の捉え方

キャリアコンサルタントの部屋

内省のキッカケとなる関わりとは? ~不一致の開示~

ロープレ勉強会において、キャリアコンサルタント役の方が上げる課題の一つに、「表面的な事柄しか聴けない。感情の言葉を引き出せたとしても、その先まで入っていくことが出来ない。相談者に内省を促したいが、どうしたらいいか分からない。」というものがあります。そのカギとなるのはロジャースの3条件、受容・共感・一致の、”一致”です。
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言葉に思いを乗せましょう ~何を言うかより、どう言うか?~

ロープレのフィードバックの際、受験生から「こんなこと、聞いちゃって良かったんでしょうか?」「こんな質問は相談者に対し、失礼にならないのでしょうか?」と質問されることがあります。沢山べからず集をお伝えしてきたのでガチガチになってしまい、質問の仕方に迷うようです。しかし大事なのは「何を言うかより、どう言うか?」です。
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「ありたい姿」ばかりを追いかけない ~揺らいだ自己概念は何か?~

ロープレを行っていると「仕事に対するポジティブな価値観」を聴こうとされる方が多いですね。 相談者が描く「ありたい姿」が実現できず、自己概念が揺らいでいるという場合であれば、全く構わないのですが...
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キャリアにおける自己理解不足、仕事理解不足とは何か?

私はこの言葉を聞くと、どうにもこうにも自身の中には取り入れたくない感覚を覚えます。そもそも理解不足とは何でしょう?
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「意味の出現」を促す質問は難しい2 ~過去問こそが好事例~

「経験の再現は出来ても、意味が出現しない」というお悩みは、誰しもが経験することです。マジックワードがある訳ではないのですが、その事例は論述試験の逐語録にはっきりと見ることができます。
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カウンセリングは一期一会 ~箇条書きの要約では分からない主訴~

会社における議事録のノリでカウンセリングのメモを書いてしまうと、相談者の主訴を把握することは出来ません。自己概念の揺らぎは文脈や発言の細部に現れるからです。逐語録でなくては読み取れないのです。
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「意味の出現」を促す質問は難しい

キャリアカウンセリングにおける「経験代謝」。国家資格キャリアコンサルタント試験をJCDAで受験するならば、この理解は必須です。実技試験(論述および面接)は、「経験代謝を理解できているのか?」を問うものであると言えるでしょう。しかし経験の再現は出来ても、意味の出現まではなかなかいけません。何故でしょう?