ロープレ失敗事例

ブログ担雪埋井

ブログ 担雪埋井(たんせつまいせい)

本ページには、旧サイト「担雪埋井(たんせつまいせい)」のコラムを掲載しています。新コラムも順次掲載していきます。 キャリアコンサルタントの部屋/今ここをよく生きよう/徒然なるままに/写真館
キャリアコンサルタントの部屋

仕事に対するポジティブな価値観ばかり聴いてしまう

仕事の価値観ばかりを聴いてしまう背景には、「ネガティブなことよりポジティブなことを訊いた方が、しゃべってもらえるのでは?」という思いがあるのかもしれません。しかし、モヤモヤしているネガティブな経験を再現しないと、「相談者の自己概念の揺らぎ」を捉えることはできません。
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相談者の言葉は正確にまとめないといけないという思い込み

私は典型的な問題解決思考の人間でした。正確に復唱できることを自身の強みであると考え、それを誇示していたように思います。これらを捨てると要約癖を抑えることが出来、相手の言葉のニュアンスなどに集中することが出来るようになります
キャリアコンサルタントの部屋

来談目的につながるような具体的な経験が引き出せない

来談目的をお訊ねし「~で悩んでいます」とおっしゃるので、「何があったのですか?」と経験の再現を試みる。しかし「具体的に何かあったわけじゃないけれど、何だかもやもやしている」と返されることがあります。
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他の人はなんて言ってますか? ~人的支援先を探る~

来談目的の背景に”出口のないネガティブエピソード”がある場合があります。そんなとき私は「他の人はなんて言ってますか?」と、他者の視点を求める質問をしていました。解決しなければならないのは、相談者の許せない気持ちや、揺らいでいる自己概念であって、その主語はあくまで相談者なのです。
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何とかしようと思い過ぎない ~原因論は封印しよう~

キャリコンを目指す方には、人の役に立ちたいと強く思っている方が多いですね。しかし問題点を早く取り除いてあげたいと思うがあまり、原因論に基づくアプローチを行っていないでしょうか?
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変なところで笑わない ~深刻な話を笑いながらする人もいる~

私には変なところで笑うクセがあります。例えば技術に関するプレゼンをしていて、その内容が面白かったりすると、うれしくなってニヤニヤします。しかしあるロープレで大笑いしてしまったとき、「過度に笑うことはリスキーな場合もあるので、気を付けましょう。」と指摘されたことがあります。
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具体的なシーンを求め過ぎる ~好意的関心を持って聴きましょう~

経験代謝のメカニズムを覚えたての頃です。「来談目的を聴いたら、その背景にある経験を聴かねばならない。経験は出来事と感情からできている。具体的なシーンをありありと再現してもらい、そこで生じた感情を聴く...」これを自身に言い聞かせておりました。しかしやり過ぎると、事情聴取になってしまうのです。
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解決策が無くて行き詰まる ~どうにもならない事もある~

解決策を見つけるのはクライエント自身であり、キャリアコンサルタントが誘導してはいけません。しかしながら、言葉に出さずとも、解決に至る幾つかの選択肢を思い浮かべながら話を聴いていることはないでしょうか?
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クライエントと話のペースが合わない ~相手の呼吸を見る~

ペーシングとはカウンセリングの場面において、相手と呼吸を合わせることであり、信頼関係構築の基本です。しかし、いざ実践となると難しい。
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「具体的に教えて下さい」の連発 ~事情聴取ではありません~

経験代謝のサイクルを覚えたての頃、よくやってしまったのがこのパターン。クライエントから来談目的が語られるやいなや、すぐさま復唱。「そうなんですね。具体的に何があったのですか?」と問い、経験の再現を試みます。とにもかくにも事柄を聴くのですが、こんなことを繰り返した後に残るのは「無理やり掘ろうとした穴」の数々。
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要約し過ぎに注意! ~長年染みついた習性を手放す~

カウンセリングにおいては、要約という手法が使われます。クライエントがたくさんお話しをされたとき、その要点をまとめ、論点を明確にしたり、内容を確認するためにも用いられますね。 「私は元来技術者のため、要約をし過ぎてしまう傾向にあるのです。
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自分と似た境遇のクライエントのときは注意 ~分かったような気にならない~

「職場の上司と反りが合わなくて困っている」が来談目的であったならば「上司の方と何かあったのですか?」と、その経験を聴きます。「ああ、そういう上司いますねえ...」と話が盛り上がりますが、飲み屋での愚痴と大して変わらない。何故でしょうか?