キャリアコンサルタントの部屋 カウンセリングスキルを日常業務で使う ~人間関係が変わります~ 私のキャリコン仲間に、大手企業で管理職をされている方が居ます。その方とお話しした際、こんなことをサラッと言われました。 キャリアカウンセリングを学んで良かったことを一つ上げるなら、会社業務での人とのやり取りが大きく変わったことですね。会議の席で、上司に反対意見を述べられても、「〇〇さんは、そう思われるのですね..」と。 2024.02.27 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 経験代謝は抽象的で難しい? ~修養までに時間が掛かる~ JCDAが提唱するカウンセリングスタイルとして、経験代謝があります。国家資格キャリアコンサルタントの実技をJCDAで受ける際、問われているのは「経験代謝を理解しているか?」であり、本ブログでも度々述べてきました。しかし「経験代謝の考え方は抽象的で難しい」といった声もよく耳にします。ここでは、その理由について考えます。 2024.01.24 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 資格を取ったらどう活かすか?(2) ~STARで表現しよう~ キャリコン実技試験(面接)の際、必ず訊かれる質問「資格をとったらどう活かしますか?」にどう答えるべきかついては、以前にも示しました。今回は就職や転職面接の際に良く使われる、STARというフレームワークを使ってみましょう。これを使うと、どんな課題感を持って、何をしようとしているのか、簡潔かつ明確に伝わります。 2023.12.15 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 資格取得は仮免許 ~路上に出なけりゃペーパードライバー~ キャリアコンサルタントの資格取得は仮免許のようなもの。資格を取得しても路上に出なければ、あっという間に面接技能は低下します。面接試験の15分ロープレはインテーク面談の一部に過ぎず、これだけでは業務に当たれません。教官が同乗していればいいのですが、面接は基本1on1ですから、一人で走らねばならないのです。 2023.11.21 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 コーヒーの海に浸かる覚悟 ~それ耐えうるメンタルと相談者自らに抜け出してもらう関わり~ カウンセリングのプロセスにおいて、本当の問題をつかむには、相談者の内面世界に浸かる必要があります。 カウンセラーは相談者の経験を再現しながら、共にその世界を見るのです。相談者は自己概念を揺らがした経験を再び見ることになりますので、動揺して泣いてしまうこともあるのです。そんなとき、カウンセラーはどう対応すべきでしょうか? 2023.11.17 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 好意的関心とは何か? ~相手の成長を願う基本的態度~ キャリアカウンセリングを学ぶと「好意的関心を持ちなさい」とよく言われます。相談者に対して好意的な関心を持つことは、相談者との信頼関係を構築するために必要不可欠だからです。しかし私がこの大切さに気付いたのは、資格を取得した後かもしれません。原因論を捨て、自己成長論に基づくカウンセリングを志向するのは容易ではありません。 2023.11.13 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 「~しかない」への違和感 ~私は何処に行った?~ 最近、よく耳にする言葉に「~しかない」(または「~でしかない」)があります。「感謝しかない」「不安しかない」「楽しみしかない」、スポーツ選手のインタビューの場面等で良く耳にします。Veryの意味で使われているようですが、私には違和感があるんですよね.. なぜ違和感を感じるのか? について、いくつかの視点から語ります。 2023.10.25 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 ロープレ会のビフォー・アフター ~カウンセリングによって起こること~ 受験生支援のためのロープレ会。開始直後の皆さんは緊張の面持ちですが、終了後は何とも言えない満ち足りた表情をしているのです。達成感や気付き、信頼。いろいろな感情が混ざり合って、”今ここに在る”のです。高揚感ゆえ、後日反動が出る方もおられますが、それは成長過程そのもの。残ってしまったモヤモヤが後日解決することもあるのです。 2023.10.10 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 社外カウンセラーの良さとは何か? キャリアコンサルタントがカウンセリング業務を行う場合、多くの方は民間企業や、公的/民間就職支援機関、教育機関等に籍を置くことになるでしょう。 その4割は民間企業のようですが、企業内では「知った顔の人に相談できない」といった不安がありますよね。社外カウンセラーには、それなりの良さがあることを知っていただければと思います。 2023.10.10 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 言葉に思いを乗せましょう ~何を言うかより、どう言うか?~ ロープレのフィードバックの際、受験生から「こんなこと、聞いちゃって良かったんでしょうか?」「こんな質問は相談者に対し、失礼にならないのでしょうか?」と質問されることがあります。沢山べからず集をお伝えしてきたのでガチガチになってしまい、質問の仕方に迷うようです。しかし大事なのは「何を言うかより、どう言うか?」です。 2023.09.12 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 キャリコン論述 問い4への向き合い方 ~意味の出現のフェーズを丁寧に進める~ このコラムでは、キャリコン論述試験(JCDA)”問い4”にどう向き合うか?について私見を述べます。問い4は”キャリコンサルタントとしての在り方”を問うものであり、「意味の出現」を丁寧に進めることが重要。問題解決を急いだり、解決策を列挙したり、ポジティブに導いたりすることはNG。それが「来談者中心のカウンセリング」です。 2023.08.23 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 技術者・研究者はなぜキャリアカウンセリングを受けたがらないのか? 私の前職は自動車業界。「100年に一度の大変革」という言葉がしきりに叫ばれていました。私は研究所の企画部門で人財育成を担当しておりましたので、技術者のキャリア形成の重要性を声高に叫んでおりました。しかし技術者・研究者は「カウンセリングを受けたがらない人たち」だと思うのです。そう考える理由について述べてみたいと思います。 2023.08.15 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 キャリコン論述 問い3への向き合い方 ~原因論に基づく問題解決は封印しよう~ キャリコン論述試験(JCDA)”問い3”にどう向き合うか? について私見を述べます。「相談者の問題」をどう捉えるか? 「相談者の自己概念の成長」というカウンセリングの目的に対し、どのようにアプローチすべきか? が重要であり、アドラーの目的論に基づいたアプローチが必要なのです。 2023.08.11 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 コーヒーの海にどっぷり浸かりましょう ~カップの意味を考えよう~ 國分康孝先生が提唱されたコーヒーカップモデル。カウンセリングのプロセスを初期、中期、後期に分け、言語的スキルと非言語的スキルを使い分けながら、カウンセリングを進める様子を図式化したものです。「信頼関係を作り、問題点を把握し処置する」と捉えれば、ごくごく当たり前のように見えますが、カッブ状になっている意味を見失うと... 2023.08.03 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 対話型AIによるカウンセリングと迷惑 ~他人に相談することは迷惑なのか?~ NHKおはよう日本にて「対話型AI×メンタルヘルス」という特集を拝見しました。対話型AIの深化により、今や簡単な相談にも即座に応じでくれるようですね。一人のキャリアカウンセラーとして、とても考えさせられました。 2023.07.06 キャリアコンサルタントの部屋