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技術者倫理

マインドフルネスを職場に採り入れる ~安心安全な職場作りの基本~

PERMAHモデルに基づいた職場風土の改革を行う際、何から取り組むべきでしょうか? 私は断然、Hだと思います。禅の世界では「調食~調眠~調身~調息~調心」と言います。心理的安全性が低い職場においては、皆の心が乱れていますので、これを調えることを第一とすべきなのです。ここでは「会議前の3呼吸(調息)」をお伝えします。
技術者倫理

PERMAHモデルによる主観的幸福度の向上 ~自分自身に問い掛ける~

主観的幸福度を測定する指標として、PERMAHモデルがあります。ここで重要なのは「自分の幸福とは、このような要素から構成されている」と認識することです。主観的な幸福度を構成する要素が分かったのなら、強化したい要素に対し、自らアクションをしていけば良いのです。ここでは私が作成したPERMAHカレンダーを紹介します。
技術者倫理

論語と算盤 ~道徳と経済は合一すべきである~

札野先生の講演内容の重要な結論の一つに、「倫理的に仕事をすることにより、社会に福利をもたらし、技術者自身もよく生きられる」があります。このように一見両立しないような概念を同時に目指すべきとした人物が渋沢栄一です。日本実業界の父と呼ばれる渋沢栄一翁は「道徳と経済は合一すべきである」という”道徳経済合一説”を唱えました。
技術者倫理

技術者のWell-beingとは? ~PERMAHの観点で考える~

札野教授が提唱する技術者倫理教育は、Professional としての技術者の在り方を問うものであり、Well-beingを目的とします。ここでは主体的幸福度を測る指標として、PERMAH理論を紹介します。この観点によって一見バラバラな技術者のWell-beingが明確になり、技術系部署で講じるべき対策が見えてきます。
技術者倫理

期待される行動変容 ~講演・研修によって何が変わるか?~

研修を成功させるには、4:2:4が重要と言われます。研修前が4、研修当日が2、研修後が4。この重みで考えることが重要です。研修後に行動変容を起こすためには、事前にそれを想定し企画することが重要なのです。そこで札野教授の講演・研修によって、どのような行動変容が見込めるのかについて、対象階層別にお伝えします。
今ここをよく生きよう

新しくて理想的なことを行うこと ~相当の工夫や努力と日時を要すること~

NHK朝ドラ「虎に翼」大人気ですね。本日7/3の放送 第14週「女房百日 馬二十日?」 (68) で、主人公の佐田寅子(伊藤沙莉さん)が、星航一(岡田将生さん)に吐露するセリフに、思わずぐっときてしまいました。「新しくて理想的なことを行うためには、相当の工夫や努力と日時を要するもの...」なのです。
技術者倫理

予防倫理と志向倫理 ~志向倫理でより良く生きよう~

札野教授が提唱する技術者倫理教育の中で、とても重要な概念である二つの倫理について紹介します。「予防倫理」はやってはいけないことや守るべきこと(ルール)を示し、悪いことや不正が起きないようにするものです。これに対し「志向倫理」は更に善い社会を創っていくために何をしたらよいか、一人ひとりに問い、組織全体を鼓舞するものです。
技術者倫理

アカデミック領域における事例に学べ ~教材のご紹介~

近年、公正な研究のための取組みが盛んに行われており、JSTの「研究公正ポータルサイト」には多数の情報が集約されています。ここでは企業の技術者・研究者の方にとって馴染みやすい動画教材を紹介します。その他多数の教材が無償で公開されており、企業内教育に活用しない手はないと思います。活用方法についても是非お問合せ下さい。
技術者倫理

技術者倫理教育のすすめ

技術不正行為が問題となり、技術者一人ひとりの倫理観が問われています。産業界の上流であるアカデミック領域でも研究不正の問題があり、国はこれを深刻に捉え、不正を防ぐ仕組みや教育が盛んに行われるようになってきました。今こそ産業界は先行事例に学ぶべきです。そこで早稲田大学 札野 順 教授による「技術者倫理教育」を紹介致します。
今ここをよく生きよう

終活とは今を楽しく生きること ~定年に備え聴活しよう~

NHKクローズアップ現代にて、横須賀市の終活サポート事業を知りました。近い将来確実に起こる死。死への不安はどうしたって取り除けないにしても、「死後に起こる出来事」への不安は予め取り除くことが出来る。それによって、今ここを楽しく生きていくことができる... 終活ってそういうことなんだと、改めて実感しました。
今ここをよく生きよう

腐敗と発酵は大違い ~塩漬けされても腐ってはいけない~

私は前職にて、技術系部署の人財育成を担当していました。人材ではなく”人財”とし、技術者への敬意を払いながらも、技術者魂を鼓舞していました。しかし時期が悪く、新しい取組みをしようと企画しても、何も通らない。人的資本経営への転換が求められる中、何も変えられない... 私はすっかり”塩漬け”にされた気分になっていました。
今ここをよく生きよう

とらわれない心 ~批判的思考で在りたい姿を見る~

反面教師という言葉があります。「ああはなりたくない」という強い思いが人を成長させます。しかし、そう思えば思うほど「在りたくない姿」に近づいてしまうことがあります。一方で「在りたい姿」を強く思い描くことで、それにとらわれ生きづらくなってしまうこともあります。ここでは、どちらにもとらわれないで生きる方法を考えます。
今ここをよく生きよう

小池陽人さんの法話会 ~ネガティブ・ケイパビリティのすすめ~

YouTubeでおなじみの小池陽人さんの法話会に参加してきました。ケイパビリティとは一般的に、仕事や目的の達成に必要な“能力”を表します。問題を解決するための能力です。しかしネガティブ・ケイパビリティとは、解決できないことを、そのまま受容する能力であり、仏教の”一切皆苦”に他ならないと小池さんは言います。
今ここをよく生きよう

なぜ不正は繰り返されるのか? ~プリンシプルベースで考えよう~

自動車業界で、またも不正が発覚しました。いくつもの工場が稼働停止に追い込まれる異常事態です。しかし就職関連サイトを見ると、同グループ会社は「コンプライアンス意識がとても高い」という口コミが沢山出てきます。なぜコンプライアンス教育が盛んな会社で不正が起きるのでしょうか? アドラーの目的論とプリンシプルベースから考えます。
今ここをよく生きよう

意識高い系について考える ~防災活動は価値ある仕事~

「防災人材交流シンポジウムつなぎ舎」に参加しました。東日本大震災の語り部として活動を続ける方々の、貴重なお話しを聴かせていただきました。その後のパネルディスカッションの中で「(我々のような若手が伝承活動を続けていると)”意識高い系”として揶揄されることがある」とありました。 「意識高い系」について調べてみると…