キャリアコンサルタントの部屋 エンパワーメントの場としてのロープレ勉強会 ~勇気づける場の心地良さ~ 私は自身が受験生であった頃から3年弱に渡り、ロープレ勉強会に継続的に参加してきました。この会で学んだことや人脈は、人生の宝物になりました。しかし何故、この場が心地良いのでしょうか? その理由は、僅かなトラブルはありつつも、安心安全な場として保てていることと、エンパワーメント(勇気付け)の場になっているからでしょう。 2024.05.17 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 ロープレ勉強会でのお約束 ~グラウンドルールに加えて~ JCDAが主催する「経験代謝ピアトレーニング」で行うロープレにおいては、グラウンドルールが定められています。これはロープレを安心安全な場とするために欠かせないことです。私はこれに加え、CCt/CL/Obsとして、必要な観点があると考えています。参加者全員が安心安全な場作りを心がけ、互いの成長の場となるようにしましょう。 2024.05.13 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 理由が分かれば治すことが出来るのか? ~全人的な関わりでコンステレーションを感じる~ 日本における臨床心理学・分析心理学の権威、河合隼雄先生の最終講義の動画を拝見しました。講演のタイトルは「コンステレーションについて」。知的好奇心をかきたてられる素晴らしい内容でした。その中で紹介された、あるエピソードに深く共感したので、今回はそれについて書きたいと思います。 2024.04.26 キャリアコンサルタントの部屋
技術者のキャリアデザイン 技術系部署の人材育成大系 ~会社方針を自部署に落とし込む~ 私は前職において、技術系部署の人材育成を担当しました。その際、留意したのは研究者・技術者にマッチした育成大系を提示すること。会社には人事部が策定した人材育成大系があります。しかし人事部が作った育成大系は会社としての最大公約数なんですよね。技術部署にはより専門的な教育大系が必要となります。ここではそのポイントを示します。 2024.04.09 技術者のキャリアデザイン
キャリアコンサルタントの部屋 自己主張の強い私に抗って ~カウンセリングスタイルに正解は無い~ 私は技術系研究職としてのキャリアを歩んできたため、「自分なりの考え方を持つこと」を自身に課し、「自分なりの考え方が無い人」を疎んじるようになっていきました。そうやって”自己主張の強い私”が形作られてきたのです。来談者中心カウンセリングを行うため、自己主張を抑えるようになりましたが、再び”べき論”が頭をもたげてきました。 2024.04.02 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 お化け屋敷に同行する ~再現したくない経験をあえて聴く~ 経験代謝のプロセスで行う、経験の再現。ロープレ勉強会に参加していると受験生の方から、「経験の再現が浅く、どうしても表面的なことしか聴けない。そのせいか、相談者の何が揺らいでいるのか、よく分からないまま終わってしまうことが多い」と言われることがよくあります。ここでは何故そのようになってしまうのか、考えてみたいと思います。 2024.03.29 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 長い道のり ~個人からお金をいただくということ~ このページを見て下さっている方には、キャリコン受験生や、駆け出しの有資格者の方が多いと思います。私は2年前に資格を取得して以来、受験生の支援や有資格者の勉強会に、ずっと関わらせていただきました。その中で感じるのは、「キャリコンのキャリアデザインは本当に難しい」ということ。今回はこの問題について考えてみたいと思います。 2024.03.21 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 解決策が無い話を聴く ~役に立たないことを恐れなくていい~ キャリア面談の仕方について理解活動をしていたときのこと、あるリーダーが不安な顔をしています。お話しを聴いてみると、「キャリアの重要性については理解したが、部下の話を聴いてしまったら、解決策を提示してやらないといけないよね? 自分のキャリアも描けない中で、部下のキャリアなんて約束してやることは出来ない。」と言うのです。 2024.03.19 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 ケースに学び、ケースに捕らわれない ~パターン化を防ぐには謙虚さが欠かせない~ キャリアコンサルタント更新講習(リモート)において、受講生同士のロープレを実施したときのことです。キャリコン役を実施した後の講師の方とのやり取りです。私が「このパターンでは」という言葉を口にした途端、ピキッと音がしたのです。モニター越しの講師の顔色がみるみる曇っていく... どうやら地雷を踏んでしまったようです。 2024.03.14 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 キャリコン面接試験の口頭試問 ~主訴構造化のポイント~ 論述試験で問われていることと、面接試験で問われていることは、ほぼ同じです。問い3は主訴を問うており、問い4は今後の進め方を問うています。よって、①来談目的、②相談者が大事にしている価値観、③それが揺らがされた経験などについて質問をすれば、経験代謝を意識したカウンセリングをしようとしていたのか否か、分かってしまいます。 2024.03.12 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 自動運転プログラムを止める ~マインドフルネス瞑想はジャッジをしない訓練法~ 自動運転といっても、今流行りの自動車の自動運転ではありません。思考の自動運転です。 キャリアカウンセリングのインテーク面談、これは相談者の来談目的を聴き、主訴を構造化するための面談。国キャリの面接試験はこれを模擬したものです。この際、重要なことは来談目的を聴いてもジャッジ(判断)をしないことですが、簡単ではありません。 2024.03.01 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 カウンセリングスキルを日常業務で使う ~人間関係が変わります~ 私のキャリコン仲間に、大手企業で管理職をされている方が居ます。その方とお話しした際、こんなことをサラッと言われました。 キャリアカウンセリングを学んで良かったことを一つ上げるなら、会社業務での人とのやり取りが大きく変わったことですね。会議の席で、上司に反対意見を述べられても、「〇〇さんは、そう思われるのですね..」と。 2024.02.27 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 25回受験生へのエール ~共に勉強してきた皆さまへ~ 国キャリ25回試験日が迫ってまいりました。養成講座終了後、共に勉強してきた皆さま、いよいよですね。今回は皆さまにエールを送ります。 2024.02.26 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 経験代謝は抽象的で難しい? ~修養までに時間が掛かる~ JCDAが提唱するカウンセリングスタイルとして、経験代謝があります。国家資格キャリアコンサルタントの実技をJCDAで受ける際、問われているのは「経験代謝を理解しているか?」であり、本ブログでも度々述べてきました。しかし「経験代謝の考え方は抽象的で難しい」といった声もよく耳にします。ここでは、その理由について考えます。 2024.01.24 キャリアコンサルタントの部屋
キャリアコンサルタントの部屋 キャリアコンサルタント倫理綱領が改正されました ~改正のポイント~ 私たちキャリアコンサルタントの基本的姿勢・態度や行動規範となる、倫理綱領が大幅改定されました(R6/1/1付)。この手の改正については、その主旨が解説されていて然るべきかと思うのですが、残念ながらネットには載っていませんね... そこで、私なりに変更点を解釈してみました。改正点の理解にお役立ていただければ幸いです。 2024.01.15 キャリアコンサルタントの部屋