PERMAHモデルによる主観的幸福度の向上 ~自分自身に問い掛ける~

技術者倫理
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他者と比較する幸せ

主観的幸福度を測定する指標として、PERMAHモデルを紹介しました(ココ)。ここで重要なのは「自分の幸福とは、このような要素から構成されている」と認識することです。

皆さん「あれが欲しい」、「これがしたい」、「こうなりたい」と沢山の夢をお持ちかと思います。それを得たら「幸せ」になれると信じて努力をする… これはとても素晴らしいことだと思います。これらは他者と比較される対象であり「地位財」と呼ばれます。お金、モノ、社会的地位などです。

他者と比較しない幸せ

これに対し、「非地位財」と呼ばれる幸せがあります。人とのつながりや愛、健康といったもので、これらは他者との比較を必要としない、主観的な幸せ。長続きする幸せであり、これがPERMAHなのです。

技術者は、社会に貢献できる意味あるテーマにポジティブに取組み、技術開発・研究に没頭。目標を達成。その中で良い人間関係を築き、身心ともに健康であれば幸せなのです。各項目に濃淡こそあれ、これらの要素に異を唱える人はいないのではないでしょうか?

PERMAHカレンダー

主観的な幸福度を構成する要素が分かったのなら、強化したい要素に対し、自らアクションをしていけば良いのです。ここでは私が作成した、PERMAHカレンダー(下図)を紹介しましょう。

各マスには、PERMAHのうち1項目を向上させる問い掛けが書かれています。これを朝一で見て考え、答え、実行してみる… ただそれだけです。例えば、3日の欄に書かれている「今日誰と話をしますか?」(R)は「誰かに話しかけ、良い人間関係を築こう!」ということです。4日にある「取組み中の業務の目的は?」(M)は「仕事の意味を考えよう!」の意味です。

「そんな子供じみたことを…」と言うことなかれ。これを愚直に実践できるか?が全てです。朝一、紙に書き出したり、声に出してみたり… 騙されたと思ってやってみて下さい。なおPERMAHのどの項目が効くか?は人によって異なります。気に入った方法があれば、それを継続してみるのが良いでしょう。

PERMAHを向上させる方法はたくさんある

その他、PERMAHを向上させるための方法はたくさんあります。上記は個人に向けた対策ですが、組織に向けた施策もあります。ご相談に応じますので、ぜひご連絡下さい。□

※ 本稿は早稲田大学 札野教授のご講演内容に沿い、筆者の私見も交えてお伝えするものです。


ここまで、PERMAHモデルを用いた
主観的幸福度の捉え方と、
自分自身への問いかけについて見てきました。

こうした枠組みを通して考えてみると、

「何が自分にとって意味のあることなのか」
「どのような状態であれば、よりよく働けているのか」

といった問いが、
少し具体的な形で見えてくるように感じます。

一方で、

こうした問いを
個人の中だけで完結させるのではなく、

組織としてどのように扱っていくのか、
という視点も必要になるのかもしれません。

例えば、

個々人が自分の状態に気づき、
それを言葉にできる環境があるのか。

あるいは、

そうした内面的な変化が、
日々の業務や判断にどのようにつながっていくのか。

もし、こうした点に関心があるようでしたら、

技術者倫理教育を、
単なる知識ではなく実践として扱うための考え方について、
こちらにまとめています。

👉 技術者倫理教育とは

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