社外カウンセラーの良さとは何か? キャリアコンサルタントがカウンセリング業務を行う場合、多くの方は民間企業や、公的/民間就職支援機関、教育機関等に籍を置くことになるでしょう。 その4割は民間企業のようですが、企業内では「知った顔の人に相談できない」といった不安がありますよね。社外カウンセラーには、それなりの良さがあることを知っていただければと思います。
Must は後においておけ ~若いうちは得意なことから始めよう~ キャリアを検討する際に良く用いられる、Will-Can-Must のフレームワーク。自分がやりたい仕事(Will)で、出来ること(Can)、求められること(Must)ならいいですね。しかし若いうちは使命(Must)なんて分からず、夢(Will)も描きにくい時代です。まず出来る事(Can)を棚卸ししてはいかがでしょうか?
言葉に思いを乗せましょう ~何を言うかより、どう言うか?~ ロープレのフィードバックの際、受験生から「こんなこと、聞いちゃって良かったんでしょうか?」「こんな質問は相談者に対し、失礼にならないのでしょうか?」と質問されることがあります。沢山べからず集をお伝えしてきたのでガチガチになってしまい、質問の仕方に迷うようです。しかし大事なのは「何を言うかより、どう言うか?」です。
キャリコン論述 問い4への向き合い方 ~意味の出現のフェーズを丁寧に進める~ このコラムでは、キャリコン論述試験(JCDA)”問い4”にどう向き合うか?について私見を述べます。問い4は”キャリコンサルタントとしての在り方”を問うものであり、「意味の出現」を丁寧に進めることが重要。問題解決を急いだり、解決策を列挙したり、ポジティブに導いたりすることはNG。それが「来談者中心のカウンセリング」です。
資格取得はスタートライン2 ~継続的に勉強しましょう~ このコラムでは、キャリアコンサルタント試験に合格された皆さまに対して、継続学習の大切さをお伝え致します。ロープレにブランクがあると、カウンセリングの空気感を忘れてしまいます。経験代謝は深化しているので、後進に負けてしまいます。職場での活用も具体化しません。CDAの資格継続も大変になります。さあ、一緒に勉強しましょう。
技術者・研究者はなぜキャリアカウンセリングを受けたがらないのか? 私の前職は自動車業界。「100年に一度の大変革」という言葉がしきりに叫ばれていました。私は研究所の企画部門で人財育成を担当しておりましたので、技術者のキャリア形成の重要性を声高に叫んでおりました。しかし技術者・研究者は「カウンセリングを受けたがらない人たち」だと思うのです。そう考える理由について述べてみたいと思います。
キャリコン論述 問い3への向き合い方 ~原因論に基づく問題解決は封印しよう~ キャリコン論述試験(JCDA)”問い3”にどう向き合うか? について私見を述べます。「相談者の問題」をどう捉えるか? 「相談者の自己概念の成長」というカウンセリングの目的に対し、どのようにアプローチすべきか? が重要であり、アドラーの目的論に基づいたアプローチが必要なのです。
コーヒーの海にどっぷり浸かりましょう ~カップの意味を考えよう~ 國分康孝先生が提唱されたコーヒーカップモデル。カウンセリングのプロセスを初期、中期、後期に分け、言語的スキルと非言語的スキルを使い分けながら、カウンセリングを進める様子を図式化したものです。「信頼関係を作り、問題点を把握し処置する」と捉えれば、ごくごく当たり前のように見えますが、カッブ状になっている意味を見失うと...
対話型AIによるカウンセリングと迷惑 ~他人に相談することは迷惑なのか?~ NHKおはよう日本にて「対話型AI×メンタルヘルス」という特集を拝見しました。対話型AIの深化により、今や簡単な相談にも即座に応じでくれるようですね。一人のキャリアカウンセラーとして、とても考えさせられました。