
当相談室では、悩みの一時的な解決に留まらず、より本質的な考え方の転換を促すことを目標としています1。誰しも同じような考え方で、同じような悩みの沼にはまることは避けたいもの… 出来れば悩みの大元にアプローチして、より本質的な問題解決をしたいと思いますよね。その為には、自身の思考のクセや偏りに気付き、それを受け容れ、諦めることが必要。ここで「諦める」とは、サジを投げることではなく、「ありのままを認め、許すこと」を意味します。
しかし、これは簡単なことではなく、同じような思考を繰返し、同じ沼にはまるのが人間です。そうならない為には、「よい習慣を身に付け、身心を調えること」が第一。マインドフルネス等で呼吸を調える訓練をすると、こころが安定してきます。これは禅で言うところの、調身~調息~調心であり、しなやかでタフな心が育まれていきます。これは何も怪しいことではなく、うつ病になった人が、日常の生活リズムを取り戻し、運動をすることによって、精神が回復していくプロセスと同じです。
しなやかでタフな精神が育まれると、たとえ同じ沼にはまったとしても、「ああ、仕方ないな…」と笑いながら、自分を許せるようになるものです。これを「自己受容」といい、「ありのままの自分を受け容れること」に他なりません。下図で言えば、こころの各階層に壁が無く、自由に往来が出来る状態です。

私は沢山の自己否定と自己受容を繰り返してきた人間ですので、自己否定からの脱出方法を、他人より多く知っているかもしれません。当相談室でカウンセリングを受けた方々に対しては、その知見をお伝え致します。PERMAH理論による自己への介入も、その一例です。そんな「今ここをよく生きるヒント」を知りたい方も、当相談室にお越しください。□
”ライフキャリア相談のすすめ” シリーズ
■ ライフキャリア相談って何?という方へ
- キャリアとは何か ー狭義から広義へ、そしてライフキャリアへ
- カウンセリングにはどんな効果が期待できるのか?
- キャリアコンサルティングの効果と私の得意不得意
- キャリアコンサルティングと一般的なコンサルティングの違い
- 相談者の自己受容をお手伝い
■ 悩みが漠然としている方へ
■ メンタル不調を感じ始めている方へ
■ 中高年の技術者の方へ
■ 社内で相談できない方・相談しにくい方へ
- 社内でキャリコンによる面談が受けられない場合 ―社外カウンセラーを活用して下さい
- 社外で壁打ちしましょう ―あなたのキャリアについて客観的視点が得られます
- しがらみのない社外のカウンセラーを活用しよう
■ 1on1やキャリア面談のやり方に悩む管理職の方へ
- 聴いてもらう嬉しさを知ろう
- 技術系のマネージャーさん、1on1の練習をしませんか?
- 1on1をめぐる上司/部下の言い分 ―どうすれば、お互いにとって有意義な場になるのか?
- キャリア面談をめぐる上司/部下の言い分 ―やって良かったという面談にするには?
■ 組織風土を改革したい方へ
コメント