カウンセリングのすすめ(11) ~相談者の自己受容をお手伝い~

カウンセリングのすすめ
この記事は約3分で読めます。

当相談室では、悩みの一時的な解決に留まらず、より本質的な考え方の転換を促すことを目標としています1。誰しも同じような考え方で、同じような悩みの沼にはまることは避けたいもの… 出来れば悩みの大元にアプローチして、より本質的な問題解決をしたいと思いますよね。その為には、自身の思考のクセや偏りに気付き、それを受け容れ、諦めることが必要。ここで「諦める」とは、サジを投げることではなく、「ありのままを認め、許すこと」を意味します。

しかし、これは簡単なことではなく、同じような思考を繰返し、同じ沼にはまるのが人間です。そうならない為には、「よい習慣を身に付け、身心を調えること」が第一。マインドフルネス等で呼吸を調える訓練をすると、こころが安定してきます。これは禅で言うところの、調身~調息~調心であり、しなやかでタフな心が育まれていきます。これは何も怪しいことではなく、うつ病になった人が、日常の生活リズムを取り戻し、運動をすることによって、精神が回復していくプロセスと同じです。

しなやかでタフな精神が育まれると、たとえ同じ沼にはまったとしても、「ああ、仕方ないな…」と笑いながら、自分を許せるようになるものです。これを「自己受容」といい、「ありのままの自分を受け容れること」に他なりません。下図で言えば、こころの各階層に壁が無く、自由に往来が出来る状態です。

私は沢山の自己否定と自己受容を繰り返してきた人間ですので、自己否定からの脱出方法を、他人より多く知っているかもしれません。当相談室でカウンセリングを受けた方々に対しては、その知見をお伝え致します。PERMAH理論による自己への介入も、その一例です。そんな「今ここをよく生きるヒント」を知りたい方も、当相談室にお越しください。□

  1. 無論、相談者がそれを望まないのであれば、それを目標としません。 ↩︎


”カウンセリングのすすめ” シリーズ

カウンセリングやコンサルティングに疑念を持っておられる方へ

悩みが漠然としている方へ

メンタル不調を感じ始めている方へ

中高年の技術者の方へ

社内で相談できない方・相談しにくい方へ

1on1やキャリア面談のやり方に悩む管理職の方へ

組織風土を改革したい方へ


コメント

タイトルとURLをコピーしました