── それは「環境」ではなく「自分」を見直すサインかもしれない
これまで転職など、
真剣に考えたことはなかった。
それなのに最近、
ふとこんな思いが頭をよぎる。
- 「このままでいいのだろうか」
- 「あと10年、同じ働き方ができるだろうか」
- 「他に道はないのか」
まだ具体的な転職先があるわけではない。
それでも、「今のままではない選択肢」が
頭から離れなくなっている――。
もしそうなら、
それは偶然ではありません。
転職=逃げ、ではない
多くの技術者は、
転職を考え始めた自分に、
どこか後ろめたさを感じます。
- 我慢が足りないのではないか
- 甘えているのではないか
- 逃げているのではないか
しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてください。
転職を考え始めたこと自体が問題なのではなく、
なぜ考え始めたのかが重要なのです。
「環境を変えれば解決する」と思いやすい理由
転職という選択肢が浮かぶとき、
多くの場合、原因はこう整理されます。
- 上司との相性
- 評価制度
- 組織の方針
- 仕事のやり方
確かに、環境要因は存在します。
ただし、40代・50代の技術者の場合、
それだけでは説明がつかないことが増えてきます。
本当の違和感は「役割」と「意味」
この年代で多いのは、
- 技術そのものは嫌いではない
- 仕事ができなくなったわけでもない
それでも、
- 手応えがない
- 誇りを持ちにくい
- 何のためにやっているのか分からない
という感覚です。
これは、
役割・期待・自分の価値観がズレ始めたサイン
とも言えます。
転職は「答え」ではなく「問い」
ここで大切なのは、
転職をすぐに「答え」にしないことです。
転職は、
選択肢の一つではありますが、
問いを深める前に選ぶと、同じ悩みを繰り返す
可能性もあります。
- 何がしんどいのか
- 何を手放したいのか
- 何は手放したくないのか
これらを言葉にせずに動くと、
判断は必ずブレます。
一人で考え続ける限界
技術者は、
論理的に一人で考える力に長けています。
しかし、
キャリアの問題は
自分自身が当事者であるがゆえに、客観視しにくい
という特徴があります。
- 転職すべきか分からない
- そもそも、何を変えたいのか分からない
そんな状態であれば、
外部の視点を入れることは
弱さではなく、合理的な選択ではないでしょうか?
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転職すべきかどうかを、
すぐに決める必要はありません。
ただ、
「なぜ転職を考え始めたのか」を
一度、整理しておくことは、
その後の選択を大きく左右します。
ライフキャリア相談室では、
転職を前提とせず、
今の違和感の正体を言葉にするところから
お手伝いしています。


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