1. ホーム
  2. キャリアコンサルタントの部屋
  3. 「意味の出現」を促す質問は難しい2 ~過去問こそが好事例~
このコラムを読むと、論述試験の逐語録は「意味の実現」が起こった好事例であることが分かります。
対象: 、所要:2分

昨年8月にアップしたコンテンツ ”「意味の出現」を促す質問は難しい” は多くの皆様に見ていただいているようです。有難うございます。経験代謝の考え方に基づいたカウンセリングを進める上で、「経験の再現は出来ても、意味が出現しない」というお悩みは、誰しもが経験することですね。私も受験生の頃、有資格者の方がサラリと意味を出現させる様子を見て、マジックショーを見ているような気持ちになったことをよく覚えています。

「こんな関わりをすれば、意味が出現する!」なんて、マジックワードがある訳ではないのですが、その事例は論述試験の逐語録にはっきりと見ることができます。JCDAの論述試験の事例Ⅱは、相談者の自己概念を揺さぶった経験を再現した後、意味が出現し始めるところで終わっているからです。その直前のやり取りこそ、”「意味の出現」を促す質問” になっているのです。

特に最近の論述試験の問題は、とても洗練されていて、素晴らしい事例集になっています。一つ一つの内容について転載することは禁じられていますので、ここでは触れられません。ぜひ論述試験の過去問を紐解き、何回も何回も、その関わり方の背景にあるマインドを感じ、ご自身の中に取り込むことをお薦めします。過去3年の問題はココにあります。□

\ 気に入ったら、いいね&シェア下さい/