35〜40歳、技術者がふと立ち止まるとき ―このままでいいのだろうか、と思ったら―

ライフキャリア相談室

35歳を過ぎた頃から、
ふと、こんな感覚がよぎることがあります。

このままでいいのだろうか。
今の仕事を、この先も続けていくのだろうか。

特別、大きな問題があるわけではない。
けれど、どこかに違和感が残っている。

忙しさの中では気にならないのに、
少し立ち止まったときにだけ、顔を出してくる。

そんな感覚です。

※同じような感覚を抱えた技術者の話を、
 短い物語としてこちらに書いています


この時期は、ひとつの節目なのだと思います。

技術者として経験を積み、
一定の役割を担うようになる一方で、

これから先の道が、
少しずつ分かれて見えてくる。

専門性を深めていくのか。
マネジメントに関わるのか。
あるいは、別の形で関わっていくのか。

※この時期に起こる「役割の揺らぎ」について、
別の記事でも触れています

選択肢が見えてくるからこそ、
迷いもまた、自然と生まれてきます。


こうした違和感に対して、
私たちは「答え」を探そうとします。

正しいキャリアは何か。
どの選択が合理的なのか。

けれど、考えれば考えるほど、
かえって分からなくなることがあります。

なぜなら、この問いには、
ひとつの正解があるわけではないからです。


もしかすると、
この問いは「解くもの」ではなく、

「持ちながら働くもの」なのかもしれません。

すぐに答えを出さなくてもいい。
結論が出ていなくても、前に進むことはできます。

これまでのキャリアも、
すべてを決めてから歩いてきたわけではなかったはずです。


この時期に感じる違和感は、
これまで積み重ねてきたものを、
一度見直すタイミングでもあります。

何をしてきたか、ではなく、
何を大切にしてきたのか。

どんな成果を出したか、ではなく、
どんな関わり方をしてきたのか。

そうした視点で振り返ると、
ばらばらだった経験に、
少しずつ意味が見えてくることがあります。


ただ、この問いは、
ひとりで考え続けるには、少し難しいものです。

言葉にしようとしても、うまくまとまらなかったり、
考えているうちに、最初に感じていた違和感が、
どこかに行ってしまったりすることもあります。


こうした問いは、
誰かと話すことで、少しずつ形になっていきます。

答えをもらうためではなく、
自分の言葉を見つけるための対話です。

整理しようとしなくてもいい。
うまく話せなくてもいい。

ただ、今感じていることを、
そのまま置いてみる。

そんな時間の中で、
次の一歩が、静かに見えてくることがあります。


もし、同じような感覚を抱えているなら、
それは決して特別なことではありません。

そして、無理に急ぐ必要もありません。

少し立ち止まりながら、考えていく時間。
それもまた、キャリアの一部なのだと思います。


※こうした対話の場については、こちらにまとめています。
 (👉相談室ページ

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