当事務所の「ライフキャリア相談」に並ぶ、もう一つの柱は「技術者育成コンサルティング」です。前職において、技術系部署の人材育成体系を整備し、キャリア教育や新人教育の社内講師を務めてまいりました(経歴と専門性)。それらの経験・知見を社会に還元出来ればと考えています。
どこの会社でも「教育体系」と呼ばれるものは整備されていることと思います。新人教育に始まり、安全教育、コンプライアンス教育、階層別教育やキャリア教育など、多種多様なコンテンツが社内もしくは社外教育として実施されていることと思います。しかしながら、技術系会社においては、その専門知識が必須であり、如何に最新の技術を取り込んでいけるかが、会社の将来を左右すると言っても過言ではないでしょう。
だからと言って、技術者が専門知識だけを学んでいればいい時代は終わりました。技術経営(MOT:Management of Technology)の視点がなければ、いくら優れた技術でも、製品やサービスとして世に問うていくことは出来ません。社会的な大義や、自社がやる意味を明確にせねば、経営判断が出来ないのです。また、いつの時代も論理や意義だけでは不十分。人は情で動く生き物であり、コミュニケーションスキルの重要度は一層高まってきていると言っていいでしょう。人は”知情意”の切り口(右上図)で物事を判断し、ビジネスを進めていくのです。
さて、日本の製造業はこれまで効率重視で発展してきました。その前提には優れた品質管理があったのです。しかしながら昨今、その前提を脅かす品質問題、認証不正問題等が起きていることはご存じの通りです。これを防ぐにはコンプライアンス教育を強化するだけではなく、技術者一人ひとりの倫理観を問う「技術者倫理教育」が必要となります。生産性の向上だけでは余りに世知辛く、「技術者にとっての幸せとは何か?」を問うべき時期がやってきているのです。
このような流れの中、当事務所は「技術者のキャリアデザイン」および「技術者倫理教育」についてコンサルティングを行うことが出来ます。土を耕し種を蒔き、水や肥料を施し、花を咲かせて実を収穫する。一人ひとりと丁寧に対話をしながら、人を育てていく… 人づくり、組織作りは植物を育てることに似ていると私は考えています。
技術系会社の人材育成担当者の皆さま、貴社のご要望に応じ、一般的な研修会社のプログラムには無い内容を提供できますので、ぜひお声がけ下さいませ。詳しくは上記のページを参考にしていただければ幸いです。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
□
コメント