技術者倫理という言葉を聞くと、
- コンプライアンス
- 不正防止
- ルールの徹底
といった内容を思い浮かべることが多いかもしれません。
もちろん、それらは大切なことです。
ただ現場では、
このような声を耳にすることがあります。
現場で感じる、少しの違和感
- ルールは守っているはずなのに、なぜか、もやもやする
- 前例や規程がないと動けない
- 問題が起きていないのではなく、「表に出ていない」だけではないか
- 倫理教育を実施しても、行動が変わった実感がない
こうした状態に、
どこか違和感を覚えたことはないでしょうか。
技術者倫理教育が機能しないのは、「個人の問題」ではないかもしれません
これらは、個々の技術者の資質というよりも、
「どのような力を育てているか」
という構造の問題として捉えることもできます。
技術者教育は、どうしても
- 知(知識・ルール)
- 情(対人・関係性)
に比重が置かれがちです。
つまり、
もし、ルールが守られないと、大変なことが起きる
と、個人の感情に訴えかけているのです。
その一方で、
- 意(どう判断し、どう行動するか)
については、十分に扱われていないことがあります。
倫理とは「正解を知ること」ではなく
倫理とは、
「正解を知ること」ではなく、
「正解のない状況で考え続けること」
に近い営みです。
そのためには、
ルールを覚えること以上に、
自分の中に問いを持つことが求められます。
講演では「問いを持ち帰ること」を大切にしています
本講演では、倫理を「知識」として教えるのではなく、
技術者一人ひとりが
自分の中に問いを持ち帰ることを重視しています。
- 正解を提示するのではなく
- 問いを共有する
そうした対話の時間を通じて、
知・情・意のバランスを見直すきっかけをつくります。
このような方へ
- 技術部門を統括されている方
- 人材育成を担っている方
- 技術者の判断力や主体性に課題を感じている方
講演について
本テーマについては、
長年、技術者倫理の分野で研究・教育に携わってこられた
早稲田大学の札野順教授のご講演をご紹介しています。
理論だけでなく、実務との接点を踏まえた内容は、
多くの企業での対話のきっかけとなっています。
最後に
ここで書いたような違和感が、
ご自身の組織の中にもあるようでしたら、
それは、すぐに解決すべき「問題」というよりも、
一度立ち止まって考えるべき「問い」かもしれません。
そのような時間をご一緒できればと思います。
日々の業務に追われる中で、
こうしたテーマを扱う時間を持つこと自体が
難しい場合もあるかもしれません。
ご関心があれば、状況をお伺いしながら、
講演の内容や進め方についてご説明いたします。


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