感謝の気持ちで不安を抑えよう ~キャリコン面接試験に向けて~

キャリアコンサルタントの部屋
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いよいよ第23回キャリアコンサルタント試験の面接が始まりますね。ロープレ勉強会で毎週のようにトレーニングを積んでこられた受験生の皆さま、いよいよです。今回は皆さまに向けてエールを送りたいと思います。

実技試験(論述・面接)は正解が無いだけに、とても緊張すると思います。これはある先輩から聞いた話ですが、面接で緊張している時は”心の矢印”が自分自身に向いています。「失敗したらどうしよう…」、「話が途切れてしまったらどうしよう…」と不安な気持ちに襲われます。しかし面接試験で重要なのは、”心の矢印”を相談者に向けることです。そうすれば、自分のことなど気にならなくなるでしょう。

と言っても、心の矢印を反対向きにするのは簡単ではありませんよね。そんな方には、「感謝のワーク」をお薦めします。具体的には…

  • 「ようやとこの日を迎えられた。勉強期間中、家族には迷惑かけたなあ。協力してくれて有難う」と唱える。できればご本人に向かって、声に出してみるといいでしょう。
  • 試験会場に言ったら、「JCDAの試験管の皆さん、お疲れ様です。朝から晩まで面接試験へ対応するって大変ですよね。有難うございます。」と唱え、会う人会う人に感謝の気持ちを伝えましょう。
  • 相談者の方も、朝から晩までずーっと対応されているのです。大変ですよね。「お話しいただき有難うございます」と感謝の気持ちを伝えましょう。

なぜこんなことをするのか? 人が不安になるときは脳の扁桃体という部分が活性化します。しかし感謝や幸福感を感じるときは、扁桃体の活動が抑制されるのだそうです。実際には、そんなに単純なメカニズムではないようですが、「感謝の気持ちを感じながら、不安な気持ちになる」なんてこと、なかなかありませんよね。「笑いながら怒る人」という竹中直人氏の芸がありますが、笑いと怒りも同居させることは難しく、だからこそ芸なのです。

体育会系の人は、高校野球の例を思い浮かべれば良いでしょう。甲子園に出場し、結果を出す選手は、しきりに感謝の気持ちを語りますよね。どんな困難な場面でも、感謝の気持ちを持つことで、不安な気持ちは抑えられ、良いパフォーマンスが出来るのでしょう。

面接試験でも感謝の気持ちを持てたなら、心の矢印は外に向き、不安な気持ちはどこかに行ってしまうでしょう。いよいよ本番。勉強してきた成果を出せれば、きっと結果はついてくるでしょう。ご健闘をお祈り申し上げます。□

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