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  3. キャリコン学科・論述試験 奮闘記 ~会場の熱気にのまれないようにしよう~
このコラムでは、キャリコン学科・論述試験の体験記をお伝えし、受験生へのエールとします。
対象:、所要:3分

21回キャリアコンサルタント試験が迫ってきました。私はちょうど一年前、18回受験生でした。毎朝4時代に起き、早朝勉強していた頃が懐かしいです。今は全く起きられません。目標設定のチカラって本当に凄いですよねえ。

さて今回は21回受験生へのエールとして、私の試験当日の様子をお伝えします。本年度は状況が異なる可能性もありますが、参考になれば幸いです。

愛知県在住の私の受験会場は千種の貸会議室でした。開場前、ビルの前には受験生が溢れており、既に熱気に包まれていました。「やっぱり国家試験だな」とちょっと興奮。手指のアルコール消毒を済ませて入室したら、そこは100人以上入る大会場でした。他フロアにも会場が設けられていたようですが、本会場が最大だったようです。

三人掛けの長机の両サイドに二人が座ります。お隣さんとは仲良くしておこうと思い、満面の笑みで挨拶してから着席しました。しかし、その方は養成講座のテキスト開き、最後の追い込み中。ピリピリ感が半端なく、返事は返ってきませんでした。

改めて周囲を見回すと知らない人ばかり。私は日本マンパワーの養成講座を受けたので、その講座の仲間×数倍ぐらい、100人以下だと勝手に思っておりました。養成講座って沢山あるんですね。周りの方は皆、見たことがないテキストを開いており、会場間違えたかなと思うほどでした。離れた場所に養成講座のクラスメイトを見つけ、ホッと一安心。やはり会場の雰囲気に吞まれないことが肝要だと思います。私はお守り代わりに持ってきた問題集を開くこともなく、瞑想をして開始時間を待ちました。

いざ試験が始まると、問題冊子をめくる音、鉛筆を走らす音が会場に響きます。例年、問1は悩ましいので、出鼻をくじかれないよう『自分のペースで、落ち着いて…』と念じながら問題に集中しました。早々と回答を済ませて退室していく人もいましたが、何も慌てることはありません。幸い一部の難問を除き充分な手応えがあり、学科試験は無事に終了しました。

午後の論述試験までは、充分過ぎる休みがあります。外に出てクラスメイトと共に昼食をとりました。『学科試験でちんちんになった頭をクールダウンさせる』には十分な時間でした。とにかくリラックスすることが肝要ですね。

論述試験は学科とは違った緊張感がありました。マークシートではなく論述ですから、鉛筆を走らせる音が鳴り響き、隣の人が消しゴムをかけると、長机が豪快に揺れるんです。こんなこともあろうかと思って隣の人に挨拶をしておいたのですが、今更どうしようもありません。私はココロの中で『この人は敵ではない。キャリコン仲間なんだ…』と何度も言い聞かせておりました。そうなのです。本試験は相対評価ではなく絶対評価なので、試験は自分との闘いなのです。そう思うと、自然と気持ちが落ち着いていくのを感じました。

事前の練習通り、終了5分前には完答しましたが、鉛筆を走らす音は最後の瞬間まで鳴り止むことはありませんでした。時間が足りなくなる人が多いと思われますので、過去問での練習時には、きちんと時間を計ってみることをお薦めします。やりこむうちに、問い1~4に掛かる時間感覚が身に付きます。

論述終了後は、翌週に控えていた面接試験の会場(名駅の雑居ビル)を下見しました。地下街からの出口の番号を確認し、会場フロアを確認して家路につきました。この下見も結果的には正解でした。『いい大人なんだから不要でしょ?』という方もいるとは思いますが、当日余計な心配事項を減らすという意味では大切なことだと思います。

さあ、いよいよです。自分を信じ、存分に力を発揮して下さいね。応援しております。□

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