みなさんは「キャリアカウンセリング=就職・転職に関する相談」と捉えますよね? しかし私が対象とするのは、就職や転職に関することだけではありません。誤解を恐れず言うならば、就職や転職に関する具体的情報(求人情報や職業訓練情報、各種助成金情報等)の提供については、公共職業安定所(ハローワーク)や民間の就職・転職サービス会社に敵いません。しかも、これらの機関は無料で利用できるのです(ハロワは国が、民間のサービス会社は採用会社が費用を払っています)。直ぐに就職・転職を目指すなら、無料で膨大な情報を利用できる、それらの機関の利用をお薦め致します。
では、私のようなフリーランスのキャリアコンサルタントは、有料で、どんな価値を提供できるのでしょうか? 私のような社外カウンセラーの賢い利用法をお伝えします。
現職場で何とかしたいことを相談して下さい
職業的キャリアに絞ったとしても、仕事のお悩みは、就職・転職に限ったものではありません。現職に留まるとしても、何とか今の問題は解決したい… そんな悩みはたくさんあります。
- 現在の仕事はやりがいもあるし、給与面でも安定しているので辞めたくないが、職場の人間関係(上司・同僚・部下)が上手くいかない。
- 自職場にメンタルダウンしてしまった部下がいる。職場復帰後、業務量を調整しながら勤務しているが、なかなか元のようには戻らない。どのように接したら良いか?
- 役職定年となったが、職務権限が極端に減り、年下上司との関係も良くない。定年までは勤めたいが、どうやってモチベーションを保てばいいか?
- 定年後も継続雇用してもらえそうだが、給料が極端に下がるので、モチベーションが低下しそうである。新しいことにチャレンジすることも視野に入れたいが、何から始めて良いのか分からない。
- 会社の方針として、人的資本経営の強化が求められている。本社からの指示で、部下のキャリア面談をしなければならなくなったが、どのようにしたら良いのか分からない。
- 自部署で扱う事業を縮小することになった。技術職の部下のキャリアについて、どう考えれば良いか分からない。
- 現在マネージャーをしているが、後任のマネージャーを育成することが出来ておらず、複数のポジションを兼務している。部下はマネージャーになることを嫌がっている。どうしたら良いのだろうか?
職場のお悩みについては、社内で相談~解決できれば良いのですが、それが出来るようなら、悩みませんよね。効率重視の会社組織において、「答えのないような話」をすることなんて憚られますからね。そんなときこそ、社外のキャリアコンサルタントを上手く使って下さい。
私は前職において、技術管理部門の人が集まる、異業種交流会に参加していました。そこで感じたことは…
- 異業種であっても、技術管理部門で課題となっていることは、同じようなことが多い
- その課題に対し、上手く対応している事例はたくさんある
- 正直に実情を開示すると、それ以上のことを教えてもらえる
- 教えた方も考え方が整理され、より深い洞察が得られる
- 参加者同士がWin-Winの関係になる
ということです。一人で、自社内だけで、悶々と考えているだけでは、どうにもなりません。書籍やネット情報だけでは分からないことは、他人に聴けば良いのです。しがらみのない、社外カウンセラーを利用して下さい。
元エンジニアの目線で聴かせていただきます
ハローワークや民間の就職・支援会社に、私のような元エンジニアは少ないと思います。以前ここでも紹介したように、人的支援職と機械技術職は職業適性が対極の位置にあります。言葉が通じないくらい、価値観が違うのです。私は幸い、それらを統合しないと生きていけないキャリアを歩んできました。企画や人材育成にも携わりましたので、どちらの言い分も良く分かるのです。
キャリアカウンセリングに助言は必要ない、助言してはいけない…と言われますが、やはり、相談者の方のお仕事に対する一定の理解は必要です。技術の急速な変化が、今の働き方や今後のキャリアに大きな影響を与えているからです。それが邪魔をすることもありますが、私はカウンセラーとして、それらをコントロールできます。知っているからこそ、過剰な助言をすることなく、いい塩梅で気付きを促すことが出来ます。
また、たとえ業界が違っても、アナロジーで受け止めることが出来ます。様々な技術領域に対する興味、関心は高く、好意的関心を持って、お話しを聴くことができます。無論、秘匿性の高い内容については、お話しいただく必要はございません。”元エンジニアの私”を上手く使って下さい。
ぜひお気軽にお問合せ下さい。話が通じる奴かどうか、初回無料セッションで確認していただければと思います。□
~”カウンセリングのすすめ”シリーズ~
- その(1) どんな効果が期待できるのか?
- その(2) 私の得意不得意
- その(3) 身体の不具合が出る前に
- その(4) 自分で自分を大切にし、センサの感度を上げる
- その(5) 社外でキャリコンによる面談が受けられない場合
- その(6) 聴いてもらう嬉しさを知ろう