相談者の言葉は正確にまとめないといけないという思い込み 私は典型的な問題解決思考の人間でした。正確に復唱できることを自身の強みであると考え、それを誇示していたように思います。これらを捨てると要約癖を抑えることが出来、相手の言葉のニュアンスなどに集中することが出来るようになります
来談目的につながるような具体的な経験が引き出せない 来談目的をお訊ねし「~で悩んでいます」とおっしゃるので、「何があったのですか?」と経験の再現を試みる。しかし「具体的に何かあったわけじゃないけれど、何だかもやもやしている」と返されることがあります。
やればいいのに、なぜ実践できないのか? ~理入と行入~ 禅における修養のアプローチには、理入と行入があります。理入とは、仏教の教理を学ぶこと。行入とは、実践を通して学ぶこと。どちらも必要です。私は前職において人材育成に携わっていましたが、研修で理入しても、その内容が行入(実践)されないのです。
北鎌倉 円覚寺の新緑 ~そして牡丹とタイワンリスと~ 北鎌倉の円覚寺を訪ねました。私は毎朝YouTubeにて横田南嶺老師の管長日記を拝聴しており、早二年。念願かなっての拝観となりました。いつもYouTubeで拝見していた光景を前にして、いささか興奮。とても素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。
技の中に心を見る ~やり方から在り方へ~ ロープレ勉強会で受験生のロープレを聴き「上手ですねえ」と言ってしまい、自分自身で違和感を感じました。上手というとスキルのレベルが高いようなニュアンスですが、私が関心したのは、そこにカウンセリングマインドを感じたからです。
他の人はなんて言ってますか? ~人的支援先を探る~ 来談目的の背景に”出口のないネガティブエピソード”がある場合があります。そんなとき私は「他の人はなんて言ってますか?」と、他者の視点を求める質問をしていました。解決しなければならないのは、相談者の許せない気持ちや、揺らいでいる自己概念であって、その主語はあくまで相談者なのです。
自縄自縛 ~自分で自分を縛らない~ 普段から如何に仕事に頭を縛られていたのかを実感しています。年がら年中、解決策を考えていた訳でもなく、ただただ『なぜ出来ないのだ?』という思いに縛られていたように思います。これは”自縄自縛”ですね。